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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。
arXiv:1910.12188
Gomes-Júnior et al. (2019)
The first observed stellar occultations by the irregular satellite (Saturn IX) Phoebe and improved rotational period
(不規則衛星フェーベによる恒星の掩蔽の初観測と改善された自転周期)
フェーベによる掩蔽の弦を,カッシーニの観測から得られている衛星の三次元形状モデルと比較した.その結果,過去の文献でのフェーベの自転周期では,三次元モデルと掩蔽観測が合わないことが判明した.
解析過程を改良し,現在知られている文献の値よりも精度が向上したフェーベの自転周期を取得した.解析では,自転周期に関して 2 つの可能な解が示された.これらの値を,最近観測された自転の光度曲線と恒星の掩蔽観測と合わせた結果,フェーベの自転周期として 9.27365 時間が最も良いと結論付けた.
arXiv:1910.12188
Gomes-Júnior et al. (2019)
The first observed stellar occultations by the irregular satellite (Saturn IX) Phoebe and improved rotational period
(不規則衛星フェーベによる恒星の掩蔽の初観測と改善された自転周期)
概要
土星の不規則衛星フェーベの 6 回の恒星掩蔽を観測した.観測は 2017 年中盤から 2019 年後半までの間に行われたものであり,2017 年 7 月 6 日のイベントが,不規則衛星による恒星の掩蔽としては初めて観測されたものである.フェーベによる掩蔽の弦を,カッシーニの観測から得られている衛星の三次元形状モデルと比較した.その結果,過去の文献でのフェーベの自転周期では,三次元モデルと掩蔽観測が合わないことが判明した.
解析過程を改良し,現在知られている文献の値よりも精度が向上したフェーベの自転周期を取得した.解析では,自転周期に関して 2 つの可能な解が示された.これらの値を,最近観測された自転の光度曲線と恒星の掩蔽観測と合わせた結果,フェーベの自転周期として 9.27365 時間が最も良いと結論付けた.
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