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都道府県名を英語にするとカッコいい,みたいな記事を結構前に見た気がする.

例えばこういうのである.
都道府県を英訳すると「カッコいい」とネットで話題に!全リストはこちら|面白ニュース 秒刊SUNDAY

検索をかけると似たようなのが続々と出てくるので,発想自体はたぶんずっと昔からあるものなんだろうと思う.「静岡」を英訳すると "サイレントヒル" (silent hill) なんてのは有名なネタだし. ただ,それに載っている英訳が個人的にイマイチ納得がいかないものがあるので,個人的な試案として各都道府県の英訳を考えてみたい.


…と言っても,漢字表記をそのまま直訳するのか,何らかの意訳を挟むのか,都道府県名の原義も考慮するのか,いろいろ悩ましい.なので,表記直訳寄りの英訳試案,原義にまで立ち入った英訳試案など複数考えてみたい.

都道府県名英訳試案

北海道
直訳寄り英訳試案は

ノースシーロード (North Sea Road)

こちらは漢字の直訳.
特にこれと言ってコメントすることは無さそう.異論もない.


なお「北海道」の由来は,東海道や東山道のような五畿七道の名前から取られている (五畿七道には北海道は含まれていない).
では「道」はそのまま道路を意味するのかという点だが,これは元々は昔の中国の行政区分の名称から来ているらしい.そして,この中国の行政区分としての「道」に対応する英語は "circuit" である.

というわけで,原義寄り英訳試案としては

ノースシーサーキット (North Sea Circuit)

を提案したい.


ちなみに,「北海」の部分は "north sea" ではなく "northern sea" でも良さそうな気もする.しかし実在する海域の名前としての「北海」は,"the North Sea" であるため,north sea の方を採用したい.

それから,「海」の訳語として sea を採るか ocean を採るかという可能性もある.ただし一般に ocean は大洋と呼べるような広い海に対して使うため,地域区分としての海は sea のほうがふさわしいのではないかと判断した (こんなことにいちいちこだわっているとこの話は終わらなそう).
青森県
直訳寄り英訳試案は

ブルーフォレスト (Blue Forest)

これも漢字の直訳である.これ以外には無い!と言えるくらいの直訳で,おそらく (直訳としては) 異論を挟む人はいないだろうと思われる.


青森という地名の由来は,そのものズバリ「青い森」があったから,とのことである.
その名のとおり、”青い森”があったからと言われています。青森という地名は、江戸時代前期の1624(寛永元年)年、弘前(ひろさき)藩が現在の青森市に港町の建設を始めたときに名付けたものです。当時、現在の青森市本町附近に青い森があり、港に入る船の目印になっていたと言われています(残念ながら、今は残っていません)。
参考リンク

今は既に由来となった森は存在しないらしい.実に残念.

というわけで,由来も同じく「青い森」なので,原義寄りでもブルーフォレストで良さそうな気がする.
が,しかし待てよ,「青い」という表現は微妙ではないか?森は青いだろうか?確かに植物が青々と茂っているなどというように,植物の様子を青という色で表現することはよくある.しかしこれは日本語での話であって,実際に色として近いのは緑の方だ.『青信号は緑色なのになぜ青信号なのか』問題に通じるものがある.実際に,「青々と」に対応する英語は "green" である.英語で "blue" と言えば青空の青である.

というわけで,原義寄り英訳試案としては,

グリーンフォレスト (Green Forest)

を提案したい.
岩手県
直訳寄り英訳試案は

ロックハンド (Rock Hand)

ロックハンド,これもブルーフォレスト並に異論の無さそうな直訳である.映画『アルマゲドン』に出てくる天才変態地質学者ロックハウンド (Rockhound) では無い.


岩手の地名の由来は,羅刹鬼という鬼が岩に残した手形から来ているとのこと.
ビックリ仰天した羅刹鬼は「もう二度と悪さはしません。二度とこの里にも姿を見せませんからどうぞお許しください」というので、三ツ石の神様は「二度と悪さをしないというシルシをたてるなら」といわれ、羅刹鬼は三ツ石にペタンペタンと手形を押して南昌山の彼方に逃げ去った」。そこでこの地を岩に手形・・・岩手と呼ぶようになったという。
参考リンク

なので,「岩手」の原義は「岩の手形」ということになる.「手形」の英訳を引いてみると draft や bill や circulation が出て来るが,これは「為替手形」のような手形であり,手の型を取った本来の手形は "handprint" である.

なので,「岩の手形」は "handprints on a rock" と言えそうである.地名っぽくするとロックハンドプリント (Rock Handprint) あたりだろうか.しかしこれだとあまりに原義に寄り過ぎているような気がするので,原義寄り英訳試案としては,直訳寄りと同じく

ロックハンド (Rock Hand)

を提案したい.適当な気がするがもともと適当な気分で試案を考えているので仕方がない.
秋田県
直訳寄り英訳試案は

オータムライスフィールド (Autumn Rice Field)
もしくは
フォールライスフィールド (Fall Rice Field)

秋 (autumn/fall) と,田 (rice field) の直訳である.英語に触れてから長いこと疑問に思っている人が多いであろう,『秋って autumn と fall どっちなの?』という問題により訳が二つに分かれ得る.秋については,大雑把には autumn はイギリス英語,fall はアメリカ英語であるらしく,どちらでも「秋」として通じるので,どちらでも良いことになる.個人的には,イギリス英語の autumn の方が好きなので,オータムライスフィールドの方を推したい.


秋田の由来については諸説あるが,この地がかつての地形から「齶田」(あぎた) と呼ばれていたことに由来するという説が有力らしい.「齶」は顎と同じで,アゴのような地形だったからということのようだ.さらに「田」は田んぼではなく,場所を意味する接尾語「た」であるとのこと.
参考リンク

要するに,「アゴ状の土地」が由来であるというのが有力な説と言える.
アゴ,つまり "jaw" である.映画 JAWS の jaw である.というわけで,原義寄りの英訳試案としては,

ジョープレイス (Jaw Place)

を提案したい.秋田という字面からは掛け離れた英訳試案になってしまったし,さっき岩手で「原義に寄り過ぎている」とか言っていた割に,めちゃくちゃ原義に寄った試案になってしまった.まあこれくらい思い切ってしまったほうがネタ的には面白いかもしれない.ジョープレイス,カッコいいし.雰囲気で選んでいるので許してほしい.
宮城県
直訳寄り英訳試案は

パレスキャッスル (Palace Castle)

直訳の場合,「城」が "castle" になるのは良いとして,問題は「宮」である.巷でよく見る試案としては「宮殿,宮廷」と解釈して "palace" を当てるものであり,上の試案もそれに倣っている.

しかし「宮」は「神社」と解釈することも出来る.お宮さんの宮である.こちらを採用した場合は,シュラインキャッスル (Shrine Castle) という試案でも良いかもしれない.


宮城の由来には諸説あるようだ.
「宮城」の由来には,様々な説があります。宮なる城の所在地,つまり「遠(とお)の朝廷(みかど)」(宮)といわれた多賀 城(城)が置かれたことから宮城とする説。宮(奥州(おうしゅう)一の宮,塩竃(しおがま)神社や陸奥国分寺)と城(多賀 城)が置かれたことから宮城とする説。「屯倉(みやけ)」(建造物などを含めた朝廷の耕作地)が「みやき」となり,これを宮 城とする説などです。
参考リンク

「宮なる城の所在地」説を採用した場合は,パレスキャッスル (Palace Castle) が良いように思える.一方で「神社と城」説の場合はシュラインキャッスル (Shrine Castle) が良さそうだ.どちらも直訳寄り英訳試案と同じである.

難しいのは「屯倉 (みやけ)」説の場合である.ヤマト王権の支配体制の呼称が由来であり,さらに由来を辿ると,ミ (敬称) + ヤケ (家屋,倉庫) という意味になるらしい.王朝 (dynasty) の直轄の倉庫 (barn) ということで,ダイナスティーズバーン (Dynasty's Barn) なんてのはどうだろうか.
山形県
直訳寄り英訳試案は

マウンテンシェイプ (Mountain Shape)

「山」が "mountain" なのはまあ良いだろうと思われる.「形」は,この手のネタでは "shape" が採用されているのをよく見るし,「形」の英訳として真っ先に出て来るのはおそらく shape だろう.

「形」の英訳として "figure" を採用して,マウンテンフィギュア (Mountain Figure) というのも良いかもしれない.あるいはマウンテンフォーム (Mountain Form) というのもありかもしれない.マウンテンシェイプよりはこれらの方が響きが良い気がしてきた.


なお,紋章などでの「山形」を表す単語としては,シェブロン (chevron) というものがある.山の形と言うよりは逆 V 字型と言ったほうが,シェブロンの形状をイメージしやすいかもしれない.


山形の由来は,「山方」,つまり山の方とのことである.なぜ山方と呼ばれるようになったかは不明らしい.
山形県の「山形」は、平安初期の資料「和名類聚抄(わみょうるいじゅうしょう)」に今の山形市の南側を「山方(やまがた)郷」と言ったことに由来があると言われています。なぜここを山方と言ったかは不明ですが、今の山形市より見て南のほうには、山岳信仰で知られた蔵王、瀧山(りゅうざん)の山々があります。
参考リンク

由来は不明瞭ながら,「山の方」が原義なのだろう.
「〜の方へ」を意味する英語の接尾辞として "-ward (-wards)" というものがある.例えば「海の方へ」なら "seaward" だし,「太陽方向の」なら "sunward" である.他にも inward や outward や eastward などいろいろある.

これを参考にして,原義寄り英訳試案として

マウンテンワード (Mountainward)

を提案したい.

ちなみにこの "mountainward" は辞書には載っていなかったので,seaward や sunward を参考にして今勝手に作った造語である.ただし,"mountainward" で完全一致検索をかけてみると「山の方向へ」という意味で使われている用例がかなり見られるので,辞書には載っていないものの単語として意味は取ってもらえるだろうと思われる.
福島県
直訳寄り英訳試案は

ラッキーアイランド (Lucky Island)

これはおそらくいろいろ意見がありそうな試案である.
「島」が "island" なのはおそらく異論は出ないと思われるが,問題は「福」である.イマイチしっくり来る英単語が無い.福の訳として "lucky" はなんだか安直な気がするし,そもそも訳語として適切なのか判然としない.そもそも福とは一体何なのかという深遠な問いに到達してしまう.

広辞苑で「福」を引くと,「さいわい。しあわせ。幸運。」と出て来るので,lucky は悪い訳ではなさそうだ.ただし意味合いとしては lucky 以外にも "fortune" も合いそうなので,フォーチュンアイランド (Fortune Island) という訳でも良さそうに思える.ラッキーアイランドよりは安直さが減ったように思える,ような気がする.


福島の由来については,「よく分からない」のが現状らしい.
なお、詳細な由来は不明とされています。
参考リンク
福島県の公式サイトの記述をしてこれである.まあ由来が諸説あって不明なものを,県の公式な見解としてどれか一つを断定的に書くことは出来ないだろうから仕方がない.

福島県の公式サイトの記述を参考にすると,福にあやかって福島と名付けた説と,吾妻おろしが吹き付けていた島を吹島と呼んだ説があるということになる (他にもいろいろあるらしい).

前者ならそのままラッキーアイランド (Lucky Island) で良さそうに思える.福にあやかったのは良いとして,島はどこから来たのだろうか.
一方で後者なら,風が吹き付ける島という意味になる.いろいろ訳はありそうだけど,シンプルにウィンディアイランド (Windy Island) で良い気がする.

福島の由来がこんなに分からないことだらけだったとは,都道府県名をいろんなパターンで英訳してみようなんてアホな事を思い付かなければ知ることもなかったかもしれない.

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ブログに数式を表示したい

自分のウェブサイトやブログ上で数式を表示したいという場面がしばしばあります.

上付き文字や下付き文字 (10-15 とか H2O とか) のような html タグの機能で表示できる範囲内なら良いんですが,もうちょっと込み入った数式の表示となるとそれでは対応できなくなります.

一つの解決策としては,LaTeX で数式を生成して,その画像をアップロードするという方法があります.PDF に出力したのをキャプチャするとか,あるいはもっとシンプルに適度なサイズの png や jpeg ファイルとして出力させるツールもあります.ただ,画像を作ってアップロードして,それを貼り付けるというのも面倒.

この LaTeX で画像を生成してくれるオンラインサービスもあって,例えばオンライン LaTeX 数式エディタがその一例です.
ここで LaTeX のコードを打ち込むとその画像を自動で生成してくれるので,その画像に対応する URL を貼り付ければ表示できるというわけです.

例えばこんな感じ.



これはこれで悪くないんですが,そこそこ手間がかかることや,検索性が良くないなどなど,いろいろ思う所はあります.

ただ,最近はウェブ上で LaTeX のコマンドを使えるようにする機能があるようで,しかもヘッダ部分に数行追加すればオッケーという手軽っぷりなので,導入してみることにしました.導入を試みるのは Mathjax です.

Mathjax の導入方法

基本的な導入方法や使い方については,既存の様々なサイトを当たったほうが早いし,そちらの方が説明も的確でしょう.

個人的には,このあたりのウェブサイトの記述を参考にしました.


端的に言うと,ヘッダの部分に
<script type="text/javascript" async
src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/mathjax/2.7.1/MathJax.js?config=TeX-AMS-MML_HTMLorMML">
</script>
を追加しただけです.いろいろなカスタマイズが不要なのであれば,この 3 行をヘッダに追加するだけで OK.何かのインストールとかは不要です.

この script が,表示のために必要な諸々を読み込んでくる部分です.読み込み先として "cdn.mathjax.org" を紹介しているウェブページもありますが,ここは最近廃止になったので,"cdnjs.cloudflare.com" から読み込むようにします.上記で紹介したウェブサイトでも説明がされていますが,廃止になった cdn.mathjax.org もリダイレクトされているので問題なく使えているようですが,わざわざ廃止になっているのが分かっている方を使う必要はありません.新しい cdnjs.cloudflare.com の方を使いましょう.

ヘッダのどこに追加すればいいのか

追加する場所は,ヘッダのタグ内ならどこでも問題ありません.
で,そのヘッダとは?というのがブログサービスではイマイチわかりづらいところです.

忍者ブログの場合,ブログをある程度カスタマイズしている場合はわかると思いますが,まずはブログ管理画面の上の方にある「デザイン」を選択します.そこで「PC用テンプレート」を選択し,使用中のテンプレートの「修正」を選択します.

そうするとブログデザインの編集画面が出てくるので,左上の「HTML編集」のウィンドウの中に追加します.このウィンドウの中をよく見ると,<head> と </head> というタグがあるので,この 2 つのタグの間に先ほどの 3 行を貼り付けます.
カスタマイズで更に別のスクリプトを貼り付ける際も,同じ範囲内に貼り付ければ良いです.

これで,PC 版のページでは Mathjax が使えるようになりました.

スマホからは数式が表示されない?

ところで上の方法だと,PC用のテンプレートしか編集していません.そのためパソコン用ページを表示した際は数式が表示されますが,スマホから見ると LaTeX コマンドがそのまま表示されてしまいます.

スマートフォン用のテンプレートではどうやらヘッダタグ内をいじるという高度な設定が出来ないようです.そのため個別に設定はできませんが,PC用とスマートフォン用の共通タグを設定することは可能です.

再び「デザイン」を選択し,「共通タグ」を選択します.そうすると,ヘッダタグの間,body タグの間,記事下スペースのそれぞれを PC用とスマートフォン用同時に設定できる画面になります.

ここで,選択肢が </head> になっていて,説明書きに "</head>タグの直前に登録内容を表示します。" と出ていることを確認します.確認ができたら,下のウィンドウに先ほどの script をそのままコピペして保存します.

これで PC用ページもスマートフォン用ページも共通で設定してくれるので,実はそもそも PC 用のテンプレートの方をいじる必要は無かったのでした.


これで,PC 用のページでもスマートフォン用のページでも Mathjax が使えるようになりました.

実際に使ってみる

インライン表示の場合は \(x=\frac{-b\pm\sqrt{b^{2}-4ac}}{2a}\) と表示できます.普通の LaTeX と同じく,displaystyle を用いれば \(\displaystyle{x=\frac{-b\pm\sqrt{b^{2}-4ac}}{2a}}\) と分数が大きく表示されます.

個別の数式の場合は例えば
\begin{align*}
x=\frac{-b\pm\sqrt{b^{2}-4ac}}{2a}
\end{align*}
となります.

数式番号を付けたり参照したりも出来ます.
\begin{align}
x=\frac{-b\pm\sqrt{b^{2}-4ac}}{2a}
\label{eq1}
\end{align}

\eqref{eq1} 式は二次方程式の解の公式です.


\begin{align}
x=\frac{-b\pm\sqrt{b^{2}-4ac}}{2a}
\tag{A}
\label{eq2}
\end{align}

式の番号を自由に変更して \eqref{eq2} 式という表示にも出来ます.


画像ではなく文字として扱われるので,式 \eqref{eq3} のように色を変えたり,文字サイズを変えたりも可能です.

\begin{align}
x=\frac{-b\pm\sqrt{b^{2}-4ac}}{2a}
\tag{C}
\label{eq3}
\end{align}


設定の方法は上記リンク先を参考にして下さい.

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駅名の読みにくさを完全に個人的な主観で勝手にランク付けする、駅名難易度勝手にランク付け。

前回はこちら
東海道本線・JR東日本区間編


勝手にランク付けの基準は、

S…初見ではまず間違いなく正しく読めない、文句無しの難読駅名
A…初見で読むことが難しいと思われる駅名
A-…Aに準ずるが、知名度が高いため正しく読めやすいと思われる駅名
B…難読と言うほどではないが、若干読みづらいと思われる駅名
B-…難読ではないが、他の読み方も考えられるため一発では読めない可能性がある駅名
C…難しくない駅名
ランク分けも完全に主観だし、駅名へのランク付けも完全に個人的な主観です!

今回は東海道本線のJR東海区間です。


A- 熱海 (あたみ)
A 函南 (かんなみ) "函"がいまひとつ馴染みのない漢字。
C 三島 (みしま)
C 沼津 (ぬまづ)
C 片浜 (かたはま)
C 原 (はら)
B 東田子の浦 (ひがしたごのうら) 周辺の駅がどれもすっきりした駅名なので、ちょっと面食らう駅名ではある。
B- 吉原 (よしわら) 「よしはら」という読みと混同しそう。
C 富士 (ふじ)
B- 富士川 (ふじかわ) 「ふじがわ」との誤読可能性有り。河川名も自治体名も正式に「ふじかわ」だけど、「ふじがわ」と表記されてしまうことも多々有る様子。
A 新蒲原 (しんかんばら)
A 蒲原 (かんばら) "かん"と読むのは以外と難易度高いのではないだろうか。
S 由比 (ゆい) 「由比ヶ浜」など他の例もあるが、初見で読むのは無理だろう。
S 興津 (おきつ) 同じ地名は各地にあるようだけど、シンプルな難読地名だと思います。
C 清水 (しみず) 「きよみず」との区別はさすがにつくだろうと考えてCランク。
A 草薙 (くさなぎ) 人名にあるといえばあるが…
C 東静岡 (ひがししずおか)
C 静岡 (しずおか)
B- 安倍川 (あべかわ) こちらも「あべがわ」では無い。
B 用宗 (もちむね) 歴史上の人物名のような駅名。
A- 焼津 (やいづ) 焼津の地名自体が有名だと勝手に判断。
A- 西焼津 (にしやいづ)
C 藤枝 (ふじえだ)
C 六合 (ろくごう) 普通に読めばこの通りだけど、群馬県にはかつて「六合村 (くにむら)」という超難読村名がありました。
C 島田 (しまだ)
B- 金谷 (かなや)
B- 菊川 (きくがわ) 「きくかわ」でな無い。
C 掛川 (かけがわ)
C 愛野 (あいの)
C 袋井 (ふくろい)
B 磐田 (いわた) サッカーチームもあるので知名度は高いか。
B- 豊田町 (とよだちょう)
C 天竜川 (てんりゅうがわ)
C 浜松 (はままつ)
B- 高塚 (たかつか)
C 舞阪 (まいさか)
C 弁天島 (べんてんじま)
B- 新居町 (あらいまち) 駅名の由来である地名の方は「あらいちょう」と読むようです。
B- 鷲津 (わしづ)
B 新所原 (しんじょはら)
B- 二川 (ふたがわ)
C 豊橋 (とよはし)
B 西小坂井 (にしこざかい)
S 愛知御津 (あいちみと) 「御津」が難読。ちなみにかつての御津町 (みとちょう)が属していた郡「宝飯郡 (ほいぐん)」もなかなかの難読。
C 三河大塚 (みかわおおつか)
A 三河三谷 (みかわみや) 「みたに」では無い。
A 蒲郡 (がまごおり)
B- 三河塩津 (みかわしおつ)
A 三ケ根 (さんがね) 読みを聞いてしまえばどうということはないが、いまひとつ読みづらい駅名。
B- 幸田 (こうだ)
C 相見 (あいみ)
C 岡崎 (おかざき)
C 西岡崎 (にしおかざき)
C 安城 (あんじょう)
C 三河安城 (みかわあんじょう)
C 東刈谷 (ひがしかりや)
C 野田新町 (のだしんまち)
C 刈谷 (かりや)
C 逢妻 (あいづま)
C 大府 (おおぶ)
C 共和 (きょうわ)
B- 南大高 (みなみおおだか)
B- 大高 (おおだか)
C 笠寺 (かさでら)
C 熱田 (あつた)
C 金山 (かなやま)
B 尾頭橋 (おとうばし)
C 名古屋 (なごや)
A- 枇杷島 (びわじま) 名鉄の西批杷島・東枇杷島と同様の理由で、「枇杷」の読みはある程度知名度があるだろうとの判断。
C 清洲 (きよす)
B- 稲沢 (いなざわ)
C 尾張一宮 (おわりいちのみや) 「尾張」などの旧国名の扱いには結構困る…。おそらく読めない人はいるだろうけど。
C 木曽川 (きそがわ)
C 岐阜 (ぎふ)
C 西岐阜 (にしぎふ)
C 穂積 (ほづみ)
C 大垣 (おおがき)
B 垂井 (たるい)
C 関ケ原 (せきがはら) 読みとは関係ないけど、"ケ"なのか"ヶ"なのかは表記として悩ましいところ。自治体名としては「関ケ原町」、駅名も関ケ原を使っている様子。
B- 柏原 (かしわばら) 「かしわら」という読みもある上に、「かいばら」という読みもあるので、漢字だけ出されても正しく読めない。この読み方を題材にしたミステリー小説があったような。
C 近江長岡 (おうみながおか)
A 醒ケ井 (さめがい) いまひとつ読みづらい。
B 米原 (まいばら) "米"の読み方にいろいろあるので分かりづらいだろうとしてBランク。


(通称)美濃赤坂支線。

C 大垣 (おおがき)
C 荒尾 (あらお)
C 美濃赤坂 (みのあかさか)


東海道本線のJR東海区間では、
由比
興津
愛知御津
をSランクにしました。

由比は東海道の交通の結節点として有名ではありますが、やはり難読だろうと思います。
興津も初見ではまず読めないだろうという点で難読度が高いと思われます。
愛知御津も、「おんつ」とか「みつ」とかだろうと思いきや、「みと」だという意外性でSランクです。

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駅名の読みにくさを完全に個人的な主観で勝手にランク付けする、駅名難易度勝手にランク付け。

前回はこちら
名鉄・岐阜県路線編


勝手にランク付けの基準は、

S…初見ではまず間違いなく正しく読めない、文句無しの難読駅名
A…初見で読むことが難しいと思われる駅名
A-…Aに準ずるが、知名度が高いため正しく読めやすいと思われる駅名
B…難読と言うほどではないが、若干読みづらいと思われる駅名
B-…難読ではないが、他の読み方も考えられるため一発では読めない可能性がある駅名
C…難しくない駅名
ランク分けも完全に主観だし、駅名へのランク付けも完全に個人的な主観です!

今回は東海道本線のJR東日本区間です。


C 東京 (とうきょう)
C 新橋 (しんばし)
C 品川 (しながわ)
C 川崎 (かわさき)
C 横浜 (よこはま)
B- 戸塚 (とつか) 「とづか」と読む地名も有り。
B- 大船 (おおふな) 「おおふね」と誤読する人もいるとかいないとか…
C 藤沢 (ふじさわ)
C 辻堂 (つじどう)
B 茅ヶ崎 (ちがさき)
C 平塚 (ひらつか)
C 大磯 (おおいそ)
C 二宮 (にのみや)
S 国府津 (こうづ) 『国府で「こう」と読むシリーズ』の仲間。知っていれば読めるが…という駅名。
B 鴨宮 (かものみや)
B 小田原 (おだわら)
C 早川 (はやかわ)
B 根府川 (ねぶかわ)
B 真鶴 (まなづる)
B 湯河原 (ゆがわら)
A- 熱海 (あたみ) 冷静に考えると読みづらいが、いかんせん知名度が高すぎる駅名・地名の代表格。


東海道本線のJR東日本区間では、ダントツで国府津が一人勝ちと言って良いでしょう。
名鉄名古屋本線でも出てきた、「国府 (こう)」や「国府宮 (こうのみや)」と同じ仲間ですね。

そもそも知名度が高い駅名が多いのでなんともランクが付けづらいです。
「熱海」を難読地名だと思う人なんていないでしょうけど、それはあくまで地名そのものが有名だからだと個人的には思うのです。

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駅名の読みにくさを完全に個人的な主観で勝手にランク付けする、駅名難易度勝手にランク付け。

前回はこちら
名鉄・愛知西部路線編


勝手にランク付けの基準は、

S…初見ではまず間違いなく正しく読めない、文句無しの難読駅名
A…初見で読むことが難しいと思われる駅名
A-…Aに準ずるが、知名度が高いため正しく読めやすいと思われる駅名
B…難読と言うほどではないが、若干読みづらいと思われる駅名
B-…難読ではないが、他の読み方も考えられるため一発では読めない可能性がある駅名
C…難しくない駅名
ランク分けも完全に主観だし、駅名へのランク付けも完全に個人的な主観です!

今回は岐阜県にある名古屋鉄道の路線です。


まずは各務原線から。

C 名鉄岐阜 (めいてつぎふ)
C 田神 (たがみ)
C 細畑 (ほそばた)
A 切通 (きりどおし) 一般名詞として「切り通し」がありますが、やや難読です。
B 手力 (てぢから) 読めないことはないですが…これも珍駅名と言えます。
C 高田橋 (たかだばし)
C 新加納 (しんかのう)
C 新那加 (しんなか)
C 市民公園前 (しみんこうえんまえ)
S 各務原市役所前 (かかみがはらしやくしょまえ) 「各務原」がかなり難易度の高い地名です。
C 六軒 (ろっけん)
B 三柿野 (みかきの)
B 二十軒 (にじっけん)
S 名電各務原 (めいでんかかみがはら) 同じく「各務原」の読み。
S 苧ケ瀬 (おがせ) "苧"という漢字は見慣れない上に、"お"とは読めない、相当難易度の高い駅名です。"芋(いも)"と見間違えるという間違え方も。
C 羽場 (はば)
B 鵜沼宿 (うぬまじゅく)
B 新鵜沼 (しんうぬま)

各務原線は路線名からしてすでに難読ですが、
各務原市役所前
名電各務原
苧ケ瀬
の3つがSランクとなりました。

各務原市の市名は「かかみがはら」ですが、これも超難読地名として知られています。
市名としては「かかみがはら」ですが、「かかみはら」や「かがみはら」、「かがみがはら」などの読み方もあり、統一されていない場合も。
さらに、漢字表記でも「各務ヶ原」となっているものもあります。


次は広見線。

C 犬山 (いぬやま)
C 富岡前 (とみおかまえ)
B 善師野 (ぜんじの)
A 西可児 (にしかに)
A 可児川 (かにがわ)
B 日本ライン今渡 (にほんらいんいまわたり) ライン川にちなんで日本ラインと呼ばれますが、それを駅名につけたもの。読みづらいけど難読とまではいきません。
A 新可児 (しんかに) 「可児」が結構難読です。
C 明智 (あけち)
S 顔戸 (ごうど) 正しく読まれることはまずないであろう難読駅名。
A 御嵩口 (みたけぐち)
A 御嵩 (みたけ) "嵩"を"たけ"と読めるかどうか。字面と勢いで読めてしまえそうな気もしますが…

広見線はダントツで顔戸が難読です。
どう見ても「かおど」ですが、「ごうど」と読みます。


最後は竹鼻線・羽島線。

C 笠松 (かさまつ)
C 西笠松 (にしかさまつ)
A 柳津 (やないづ) この読みをする地名は各地にあるようですが、"ぎ"の発音が"い"に変わっていて難読だと思われます。
B- 南宿 (みなみじゅく)
B 須賀 (すか) 「すが」と濁りません。
A 不破一色 (ふわいしき) 「ふわ」が読めればどうということはない駅名ですが…
C 竹鼻 (たけはな)
B 羽島市役所前 (はしましやくしょまえ)
S 江吉良 (えぎら) 読みを知ればなんとなく理解はできますが、初見では読めないでしょう。
B 新羽島 (しんはしま) 「羽島」が地味に読みづらかったり、「羽鳥」と混同されることがあるようです。

竹鼻線・羽島線では、江吉良をSランクとしました。
ここはバラエティが豊かなイメージです。

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