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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1801.02554
Delrez et al. (2018)
Early 2017 observations of TRAPPIST-1 with Spitzer
(スピッツァーでの TRAPPIST-1 の 2017 年前半の観測)

概要

TRAPPSIT-1 系の惑星の組成,エネルギー収支,力学を理解するため,スピッツァー宇宙望遠鏡を用いて,トランジットの集中的な測光モニタリングキャンペーンを行った.このキャンペーンでは,2017 年 2 - 3 月の間に 60 回の新しいトランジットを観測した.

今回得られたデータを,過去のデータと合わせて解析した.これにより,トランジットのパラメータを更新し,惑星の物理パラメータの値を改定した.特に,アップデートした恒星の特性の値を用いて,TRAPPIST-1 系の惑星の半径についての情報を更新した.

これに加え,惑星質量を決定するためのトランジット時刻変動の精密な観測も行った.

中心星の TRAPPIST-1 は,スピッツァー宇宙望遠鏡の IRAC 4.5 µm バンドでの非常に低い水準の低周波数変動を示した.測光の二乗平均平方根は 123 秒の cadence でわずか 0.11%であった.また,恒星の自転に伴う周期的・準周期的な変動は検出されなかった.

トランジット光度曲線を独立に解析し,恒星活動に伴う惑星のトランジットパラメータの変動を調べた結果,惑星のパラメータは恒星変動に影響を受けないことが示された.

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