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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1810.11493
Pope et al. (2018)
Exoplanet Transits with Next-Generation Radio Telescopes
(次世代電波望遠鏡での系外惑星トランジット)

概要

これまでの系外惑星の情報の大部分は,可視光天文学によって得られている.
しかし系外惑星のオーロラは低周波の電波周波数 (< 1 GHz) で明るいと予測されているため,ここでは中心星からの電波放射に対する系外惑星トランジットの効果を考慮する.

太陽類似星からの電波放射は表面に見られる活動領域に集中しているため,惑星が恒星黒点を隠すようなトランジットが発生した場合,予想されるよりも深いトランジットが起きる可能性がある,これは Square Lilometre Array (SKA) などの現在開発中の大きな電波干渉計で検出可能である.

SKA の電波の感度を計算したところ,SKA2-mid では最も近い太陽類似星や多くの低温の矮星まわりでの電波トランジットの検出が期待される.

電波での光度曲線の形状はシンチレーションと惑星の磁気圏でのレンズ効果の影響を受けるため,それによって光度曲線には惑星磁気圏のパラメータの情報がエンコードされることになる.さらに,これらのトランジットは恒星表面に渡る恒星の活動の分布を探査し,系外惑星の透過スペクトルと視線速度スペクトルにおける恒星活動によるノイズの混入を取り除く手助けになる可能性がある.

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