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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1811.05742
Temple et al. (2018)
WASP-190b: Tomographic discovery of a transiting hot Jupiter
(WASP-190b:トランジットするホットジュピターのトモグラフィーでの発見)

概要

WASP-190b の発見について報告する.
惑星の軌道周期は 5.37 日で,スペクトル型 F6IV-V で有効温度が 6400 K,1.35 太陽質量で 1.6 太陽半径とやや膨張した恒星をトランジットしている.惑星は 1.15 木星半径,1.0 木星質量で,やや膨張した半径を持つホットジュピターである.

惑星の公転軸は恒星の自転軸とはややずれており.21 度である.これはドップラートモグラフィー (Doppler tomography) を用いて測定された.軸の角度の測定においては,ロシター・マクローリン効果の解析と,ドップラートモグラフィーの手法を比較した.その結果,後者の方が恒星の射影した自転速度 \(v \sin i\) と λ により良い制約を与えられることが判明した.

パラメータ

WASP-190
スペクトル型:F6IV-V
有効温度:6400 K
金属量:[Fe/H] = -0.02
質量:1.35 太陽質量
半径:1.6 太陽半径
WASP-190b
軌道周期:5.367753 日
軌道長半径:0.0663 AU
質量::1.0 木星質量
半径:1.15 木星半径
平衡温度:1500 K

惑星の公転軸と中心星の自転軸の角度は,ドップラートモグラフィーでによる測定では 21 ± 6°,ロシター効果による測定では 23 ± 12° である.

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