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諸事情があって関西国際空港を利用する事になったのですが、その際に名古屋・関空を結ぶ高速バスを利用しました。

大阪と名古屋は遠いような近いような微妙な距離がありますが、交通手段自体は多数の選択肢があります。

スタンダードな選択肢としては新幹線があり、こちらは最も時間が節約出来ると思われる選択肢です。
特に名古屋・京都間であれば新幹線一択...といきたい所ですが、特急料金をケチるために在来線で行くという選択肢もあります。
在来線でもギリギリ許容範囲の所要時間ということでもありますが。

それから、なんば・名古屋間は近鉄特急という選択肢も有りです。
新幹線を利用すると到着するのは新大阪駅ですが、近鉄特急の場合は大阪上本町や近鉄難波なので、大阪市南部に直接行きたい場合はこちらの方が便利という話も聞きます。
所要時間的には新幹線に劣りますが、運賃という点ではこちらが有利。
新幹線と近鉄特急は名阪間の輸送において熾烈な競争を繰り広げているそうです。


さて今回は名古屋・関空間なのですが、まず新大阪へ向かい、そこから特急に乗り換えて関空を目指せば良いかと考えていました。
しかし調べてみると、乗り換え無しで行ける高速バスがあるということで、それを使ってみる事にしました。

バスの詳細はこちら。
関西国際空港|名鉄バス
名鉄バスの路線になっていますが、実際に運行しているのは関西空港交通か南海バスのようです。

運賃は片道4800円、往復8000円とかなりお得。
ただし往復を買う場合は復路の日時に期限があり、あまり長く間が空く場合は往復は購入出来ません。
往復は14日以内なので大抵の場合は大丈夫だと思いますが、今回は14日以上の間があるので片道のみ購入しました。

本数も1日あたり2往復、午前と午後に各1本ずつしかありませんが、午後の便は夜に関空に到着するため、中東あたりで乗り継いでヨーロッパに朝到着するような経路の航空券を買った人には悪くない時間帯だと思います。
今回は夜のフライトだったので時間的にはマッチしていました。


サイトを見るとハイウェイバスドットコムで予約をするということになっていますが、支払いはコンビニ決済か窓口払いのみで、クレジット払いが不可でした。
また座席の予約は取り扱っていないので、コンビニ決済を選んだ場合は"乗車する権利"のみを購入、窓口払いを選んだ場合は"乗車券を購入出来る権利"を予約する、みたいな雰囲気となります。
以前利用した事がある人に言わせれば、「どうせ混んでいないから予約無しで当日行って買えないなんてことはあり得ない」とのことですが...。


名古屋の出発地点は名鉄バスセンター。
バスセンター自体は整備されていて使いやすいんですが、名古屋駅からは意外と距離があるので、名古屋駅からバスセンターまでの所要時間も考慮したほうが無難です。

今回の名古屋・関空間のバスですが、以前利用した人の証言通り、乗車人数はそう多くなかったので、当日でもチケットを購入出来る可能性は高いです。

座席指定はされていないので適当な席に座ることになりますが、座席に荷物を置いて一人で二人分の席を占領しても問題有りませんでした。
(乗客が多い場合はもちろんそんなことは出来ませんが...果たしてそんな日はあるのだろうか?)

名鉄バスセンターを出るとすぐに名古屋高速に乗り、そのまま東名阪自動車道を経由して新名神高速道路に入ります。
甲南PAが唯一の休憩場所になっていますが、そもそもバスはトイレ付きなので、休憩場所と時間の心配は特に必要ありません。

新名神から名神に乗った後は、京滋バイパス、第二京阪、近畿自動車道、阪和自動車道などを経由して関西国際空港に到着。
途中の滋賀県区間で、とんでもない豪雨に見舞われるなど(後でニュースになるほどの雨量)、コンディションは最悪と言っていいほどでしたが、到着予定時刻にほぼ定刻で到着しました。
相当にイレギュラーな道路渋滞でもない限り、バスが飛行機の時刻に遅れるという事態はおきないんじゃないかなと予想します。

関空の停留所も、屋根があってそのまま建物に入ることができるので、雨天の場合でも心配は有りません。


名古屋・関空を結ぶ高速バス、所要時間は3時間半程度とそこそこかかりますが、いったん乗ってしまえば乗り換えが必要ないという点と、その価格を考えるとそれなりの優位性はあると感じました。
新幹線にせよ近鉄特急にせよ必ず乗り換えは必要になり、大きな荷物も管理していないといけないですが、その点こちらの直通高速バスではキャリーバッグはバスのトランクに放り込み、あとは乗っていれば連れて行ってくれるのは非常に楽です。
おまけに(かなりの確率で)空いているので、座席もゆったり使える事が期待出来ます。

高速バスで怖いのは渋滞等で定時性が失われる事です。
今回は土砂降りの豪雨の中でも定時で連れて行ってくれましたが、電車と比べると定時性が悪く、また代替手段がある電車と比べるとアクシデントが怖いという側面があるのは否めません。
そのあたりが怖くて仕方が無いという人にはお勧めしませんが、確率的にはそのような事態は低いと思われます。

バスの運行時間と飛行機の発着時間を見比べて、時間に余裕の有る場合は選択肢として考慮する余地は十分にあるかな、と使ってみて思いました。



乗客数はかなり少なかったので、路線として採算が取れてるのか心配では有ります。
(客がこんな心配してもしょうがないですが...)
中部国際空港では本数が限られるため関空発着にする、というケースはたまにあるようですが、そこまで多くはないということなんでしょうか。

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