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日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1911.03358
Weaver et al. (2019)
ACCESS: A Visual to Near-infrared Spectrum of the Hot Jupiter WASP-43b with Evidence of H2O, but no evidence of Na or K
(ACCESS:水の兆候があるが,ナトリウムとカリウムの兆候は示さないホットジュピター WASP-43b の可視光から近赤外線のスペクトル)

概要

ホットジュピター WASP-43b の,地上からの可視光透過スペクトルの新しい観測結果について報告する.これは ACCESS サーベイの一部として行った観測である.

スペクトルは 2015-2018 年の間の 4 回のトランジットの観測から取得した.波長域は 5300-9000 Å で,平均の測光精度は 230 Å のビンで 708 ppm である.

得られた透過スペクトルの大気復元解析を,過去のハッブル宇宙望遠鏡 WFC3 の観測データと合わせて行い,大気中の雲・ヘイズの存在や Na, K, Hα 線,水分子の惑星大気中での吸収,および恒星黒点の混入の影響を 5318-16420 Å の範囲で調査した.

その結果,アルカリ金属の Na I と K I のスペクトル線は,統計的に有意に検出されなかった.また Hα 線も得られなかった.

得られた透過スペクトルは,中心星の光球における非一様性と,H2O を持った晴れた惑星大気のスペクトルの組み合わせで最もよく説明できる.このモデルは,平坦な特徴に欠けたスペクトルよりも高い有意性を得る.特に観測結果は,ACCESS による 4 回のトランジットの最中に,恒星の表面の 27% を覆う,温度差 132 K の低コントラストの大きい黒点が存在するとしたモデルを暫定的に支持する.

惑星大気における水蒸気の体積混合比の対数値は -2.78 であり,これは過去のこの惑星における水蒸気の存在度の測定と整合的である.

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