×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。
arXiv:2001.10580
Jansen & Kipping (2020)
Detection of the phase curve and occultation of WASP-100b with TESS
(TESS による WASP-100b の位相曲線と掩蔽の検出)
位相曲線と掩蔽のデータを,惑星大気の反射,放射,楕円体変動とドップラービーミングを考慮して解析した.その結果,この惑星の TESS のバンドパスでの幾何学的アルベドは 0.17 で,昼側の輝度温度は 2720 K,暖かい夜側の温度は 2400 K と推定した.さらに,WASP-100b は高い熱再分配効率を持っていることも発見し,これはホットスポットの 71° というの東向きのずれとして現れている.
これらの結果は,これまでに TESS で観測された位相曲線中の熱位相のずれの初めての観測であり,ウルトラホットジュピターの大気中での熱輸送効率の予測と相反するものである.
arXiv:2001.10580
Jansen & Kipping (2020)
Detection of the phase curve and occultation of WASP-100b with TESS
(TESS による WASP-100b の位相曲線と掩蔽の検出)
概要
TESS の測光観測から,ホットジュピター WASP-100b の全軌道位相曲線と掩蔽 (二次食) を検出した.位相曲線のシグナルの振幅は 74 ppm.二次食は深さ 100 ppm を示唆する結果が得られた.位相曲線と掩蔽のデータを,惑星大気の反射,放射,楕円体変動とドップラービーミングを考慮して解析した.その結果,この惑星の TESS のバンドパスでの幾何学的アルベドは 0.17 で,昼側の輝度温度は 2720 K,暖かい夜側の温度は 2400 K と推定した.さらに,WASP-100b は高い熱再分配効率を持っていることも発見し,これはホットスポットの 71° というの東向きのずれとして現れている.
これらの結果は,これまでに TESS で観測された位相曲線中の熱位相のずれの初めての観測であり,ウルトラホットジュピターの大気中での熱輸送効率の予測と相反するものである.
PR
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック