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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1512.03422
Skowron et al. (2015)
MOA 2011-BLG-028Lb: a Neptune-mass Microlensing Planet in the Galactic Bulge
(MOA 2011-BLG-028Lb:銀河バルジ中の海王星質量のマイクロレンズ惑星)

概要

銀河バルジ中の、0.8太陽質量の恒星の周りに海王星質量の惑星 MOA 2011-BLG-028Lb を発見した。このマイクロレンズイベントは、MOA 2011-BLG-028/OGLE-2011-BLG-0203 である。

重力マイクロレンズによる光度曲線の解析から、主星と惑星の質量比は 1.2 × 10-4でり、質量は 12 - 60地球質量である。この系は 7.38 kpcの距離にあり、またバーデの窓 (Baade's window)の方向にも近い。
(※バーデの窓:銀河系中心方向で星間ダストが局所的に少ないため減光が少なく、地球から観測することが出来る領域のこと)

重力マイクロレンズイベントが発生した時の主星と惑星の投影距離は 3.1 - 5.2 AUであった。光度曲線にはパララックス効果は見られなかったため恒星質量 (とそれに伴う惑星質量)の決定に関しては不定性が大きくなる。周辺から混入した光が少なく、また主星は非常に明るく重くはないという観測結果から質量に制約をかけている。

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