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日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1605.07917
Johns-Krull et al. (2016)
A Candidate Young Massive Planet in Orbit around the Classical T Tauri Star CI Tau
(古典的おうし座T型星おうし座CI星を公転する若く重い惑星候補天体)

概要

年齢がおよそ 2 Myr の古典的おうし座T型星 (classical T Tauri star) であるおうし座CI星 (CI Tauri) は,赤外線と可視光での視線速度に周期的な変動が検出されている.この変動は,軌道周期が 9 日の惑星による影響であると考えられる.

5 年間にわたる 71 の赤外線領域での視線速度観測と,9 年間の 26 の可視光での視線速度観測の結果を解析した.また,2012 年には可視光で 34 夜にわたって測光観測を行った.

可視光線での視線速度観測では,惑星の軌道を同定するのには不十分であった.これは,データが少なく,恒星の黒点や活動に起因するノイズに似ているためである.赤外線での視線速度観測では,明確な ~ 9 日の周期が検出された.
さらに,可視光と赤外線での変動の位相は同期していた.

周期的な視線速度変動のシグナルは,原理的には低温な点 (黒点) や高温な点,内側の円盤での恒星光の反射によっても引き起こされる.ここではこれらの可能性も考慮し,惑星によるシグナルだと解釈するのが整合的であるという結果を得た.

データの解析の結果,最小質量は ~ 8.1 木星質量であった.過去の 1.3 mm 連続光観測によるこの主星まわりの円盤の傾斜角の観測結果と合わせると,惑星の軌道が円盤面と揃っていると仮定した場合,惑星の真の質量は ~ 11.3 木星質量である.

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