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日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1702.04365
Melott et al. (2017)
A supernova at 50 pc: Effects on the Earth's atmosphere and biota
(50 pc での超新星:地球の大気と生物相への影響)

概要

最近の鉄60の分析の結果から,過去数百万年のうちに発生した超新星爆発までの距離の推定は,100 pc から 50 pc (およそ 163 光年) にまで下方修正された.

過去数百万年のうちに 2 回の超新星イベント,もしくは一連のイベントの存在が示唆され,そのうち一つは 270 万年から 170 万年前までの間,残りは 650 万年から 870 万年前までの間に発生したと考えられる.

ここでは,そのような超新星が地球型惑星の大気と生物相にどんな影響があるか調べる.Local Bubble はここで考慮している超新星イベントよりも前に形成されたと考え,近傍の超新星と地球はその時共に弱い乱された磁場の中にあったと仮定する.この場合,超新星の影響によって地球での TeV - PeV の宇宙線はファクターで数百増加する.

高エネルギー宇宙線によって対流圏の電離は比例して増加し,地球上の有機物に降り注ぐ全体のミューオン放射はファクターで 150 増加する.これらは,1 万年以内のうちに超新星爆発前のレベルに戻る.

磁場が弱く乱されている状態ではなく秩序だっている場合,影響は磁場の配置に大きく依存する.
この場合の上限は,超新星への視線方向に揃ったコヒーレントな磁場が存在している場合で,この場合は TeV - PeV 宇宙線フラックスは 104 倍増加する.反対に,横磁場の場合は宇宙線は現在の水準を下回る.

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