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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1704.03136
Angelo et al. (2017)
Kepler-1649b: An Exo-Venus in the Solar Neighborhood
(ケプラー1649b:太陽近傍の系外金星)

概要

ケプラーによる系外惑星の検出を通じて,地球サイズの惑星は一般的であることが明らかになり,多くの惑星が中心星のハビタブルゾーンの中やその近傍を公転していることが分かっている.

天文学における大きな焦点は,これらの系外惑星のどれが地球に似た特性を持っていると思われ,またどれが地上観測および将来の宇宙空間からのサーベイでのフォローアップに適しているかを決定することである.また,生命の兆候を探すため,惑星の大気を調査するのが究極の目標である.

金星のような大気はこれらのサーベイでも特に興味深い対象である.地球と金星は似たサイズと密度を持つが,地球と金星の大気における大きな差異の要因は未だに明らかではない.地球と金星に似た惑星を研究することにより,既知の系外惑星における生命存在可能性の限界と生命の可能性を明らかにすることが出来る.

ここでは,ケプラー1649b の発見と確認を報告する.これは太陽系近傍の M5V 星を公転する地球サイズの惑星であり,この惑星が中心星から受けるフラックスは金星が受けている日射と近い.
ケプラー1649b のような惑星は,次世代の宇宙空間からの観測での大気と生命存在可能性を探査する最有力候補になりうる.

パラメータ

ケプラー1649
有効温度:3240 K
金属量:[Fe/H] = -0.15
質量:0.219 太陽質量
半径:0.252 太陽半径
ケプラー1649b
軌道周期:8.689090 日
半径:1.08 地球半径
軌道長半径:0.0514 AU
日射量:地球が受ける日射量の 2.30 倍

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