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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。
arXiv:1705.01058
Mroz et al. (2017)
OGLE-2013-BLG-0132Lb and OGLE-2013-BLG-1721Lb: Two Saturn-mass Planets Discovered around M-dwarfs
(OGLE-2013-BLG-0132Lb と OGLE-2013-BLG-1721Lb:M 型矮星の周りに発見された 2 つの土星質量惑星)
惑星による光度曲線のアノマリーは,OGLE と MOA の測光サーベイによって高頻度で観測された.光度曲線のモデリングから,惑星と恒星の質量比はそれぞれ (5.15 ± 0.28) × 10−4 と (13.18 ± 0.72) × 10−4 であった.
どちらのマイクロレンズイベントも,信頼できる視差効果とレンズ天体の質量の測定を行うには短く暗いものであった.そのため,ベイズ解析を行って質量の解析を行った.解析の結果,OGLE-2013-BLG-0132Lb は 0.29 木星質量,OGLE-2013-BLG-1721Lb は 0.64 木星質量と推定される.
相対的な固有運動が大きいため,OGLE-2013-BLG-0132 は高分解撮像観測の良い候補天体である.
今回発見されたどちらの惑星も,近年発見が増えている惑星のグループである,スノーラインを超えた位置で M 型矮星を公転している,木星より小さい質量の惑星に属する.
距離:3.9 kpc
射影した軌道長半径:3.6 AU
距離:6.3 kpc
射影した軌道長半径:2.6 AU
arXiv:1705.01058
Mroz et al. (2017)
OGLE-2013-BLG-0132Lb and OGLE-2013-BLG-1721Lb: Two Saturn-mass Planets Discovered around M-dwarfs
(OGLE-2013-BLG-0132Lb と OGLE-2013-BLG-1721Lb:M 型矮星の周りに発見された 2 つの土星質量惑星)
概要
M 型矮星を公転する土星質量惑星の惑星系を 2 つ,重力マイクロレンズイベントから発見した.惑星による光度曲線のアノマリーは,OGLE と MOA の測光サーベイによって高頻度で観測された.光度曲線のモデリングから,惑星と恒星の質量比はそれぞれ (5.15 ± 0.28) × 10−4 と (13.18 ± 0.72) × 10−4 であった.
どちらのマイクロレンズイベントも,信頼できる視差効果とレンズ天体の質量の測定を行うには短く暗いものであった.そのため,ベイズ解析を行って質量の解析を行った.解析の結果,OGLE-2013-BLG-0132Lb は 0.29 木星質量,OGLE-2013-BLG-1721Lb は 0.64 木星質量と推定される.
相対的な固有運動が大きいため,OGLE-2013-BLG-0132 は高分解撮像観測の良い候補天体である.
今回発見されたどちらの惑星も,近年発見が増えている惑星のグループである,スノーラインを超えた位置で M 型矮星を公転している,木星より小さい質量の惑星に属する.
パラメータ
OGLE-2013-BLG-0132L 系
OGLE-2013-BLG-0132L
質量:0.54 太陽質量距離:3.9 kpc
OGLE-2013-BLG-0132Lb
質量:0.29 木星質量射影した軌道長半径:3.6 AU
OGLE-2013-BLG-1721L 系
OGLE-2013-BLG-1721L
質量:0.46 太陽質量距離:6.3 kpc
OGLE-2013-BLG-1721Lb
質量:0.64 木星質量射影した軌道長半径:2.6 AU
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