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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。
arXiv:1707.08007
Cabrera et al. (2017)
Disproval of the validated planets K2-78b, K2-82b, and K2-92b
(確認されたされた惑星 K2-78b,K2-82b と K2-92b の反証)
これらの惑星について,K2 の光度曲線を解析した.
その結果,認証された (validated) 惑星 K2-78b, K2-82b と K2-92b は惑星のトランジットによるシグナルではなく,背景の食連星によるシグナルであることが判明した.
これらの食連星はケプラーの測光アパーチャの範囲内にあったが,地上からの高分解能の撮像観測では視野の外にあった.宇宙空間からのミッションで発見された惑星候補シグナルの確認の際には,細心の注意が必要である.
ここでは,Crossfield et al. (2016) で偽陽性確率が 1%を下回ると評価され,惑星であるとされた 64 個の惑星のうち,3 個は視野に混入した食連星によるシグナルであったことを示す.
arXiv:1707.08007
Cabrera et al. (2017)
Disproval of the validated planets K2-78b, K2-82b, and K2-92b
(確認されたされた惑星 K2-78b,K2-82b と K2-92b の反証)
概要
ケプラー K2 のデータ中に確認された惑星のリストの中から,更なる特徴付けに適したスーパーアースを選定している最中に,検出されたトランジットシグナルの性質を再評価するべき幾つかの疑わしいケースを発見した.これらの惑星について,K2 の光度曲線を解析した.
その結果,認証された (validated) 惑星 K2-78b, K2-82b と K2-92b は惑星のトランジットによるシグナルではなく,背景の食連星によるシグナルであることが判明した.
これらの食連星はケプラーの測光アパーチャの範囲内にあったが,地上からの高分解能の撮像観測では視野の外にあった.宇宙空間からのミッションで発見された惑星候補シグナルの確認の際には,細心の注意が必要である.
研究背景
Crossfield et al. (2016) では,K2 データの解析と地上からのフォローアップ観測を行い,104 個の惑星候補天体が惑星であると確認した (惑星に由来するシグナルであることを統計的に確認).その 104 個のうち,64 個はこれまでに存在が確認されておらず,Crossfield et al. (2016) が初めての発見報告であった.ここでは,Crossfield et al. (2016) で偽陽性確率が 1%を下回ると評価され,惑星であるとされた 64 個の惑星のうち,3 個は視野に混入した食連星によるシグナルであったことを示す.
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