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日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1507.07449
de la Fuente Marcos & de la Fuente Marcos (2015)
Asteroid 2015 DB216: a recurring co-orbital companion to Uranus
(小惑星 2015 DB216:天王星の同一軌道上の天体)

概要

新しく発見された小惑星 2015 DB216は、天王星に非常に近い軌道を持ち、1:1の軌道共鳴をする天体である。
この小惑星の、過去と未来の力学的状態を調べるために、N体計算を行った。

計算の結果、2015 DB216は一時的に天王星との軌道共鳴に捕獲された天体であるということが判明した。このような天体は 2015 DB216で4例目である。

2015 DB216の軌道は不安定だが、繰り返し同じ軌道を公転する状態になる天体である。
現在は対称な馬蹄形軌道 (horseshoe orbit)を取っており、10 kyr程度はこの状態が続く。しかし天王星とのco-orbital zoneには数百万年の間留まる。

その他のco-orbital asteroids

天王星のco-orbital asteroidには、

・83982 Crantor (2002 GO9)
・2010 EU65
・2011 QF99


がある。
2010 EU65については、観測期間の問題から、"候補"としておくのが妥当かもしれない。

83982 Crantorと2010 EU65は、馬蹄形軌道を取る小惑星、2011 QF99は天王星のL4ラグランジュ点に存在する小惑星である。









arXiv:1507.06982
Kerr et al. (2015)
Limits on Planet Formation Around Young Pulsars and Implications for Supernova Fallback Disks
(若いパルサー周りでの惑星形成への制限と超新星フォールバック円盤への影響)

概要

151個の若い活動的なパルサーを観測した。
可視光のトランジットタイミングよりも2桁小さい質量の天体まで感度があるが、観測によってパルサー惑星は発見されなかった。

古いパルサーに関して、水星程度のパルサー惑星の存在可能性は全サンプルのうち1/3で排除された。
また、0.4地球質量以上で周期が1年未満のパルサー惑星の存在可能性については、 95%で排除された。

パルサー惑星が超新星後のフォールバック物質で形成される円盤内で形成されるのであれば、この観測結果は以下のような制限があることを示唆する。
それは、そのような円盤は形成されない、形成される円盤は 0.1 AU未満の範囲に限定される、円盤は破壊される、あるいはパルサー惑星はよりゆっくりと (2 Myr以上)形成される、というものである。





つまりパルサー惑星はレアである可能性がある、ということのよう。

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