×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。
arXiv:1709.06851
Perger et al. (2017)
HADES RV Programme with HARPS-N at TNG VI. GJ 3942 b behind dominant activity signals
(TNG の HAPRS-N による HADES 視線速度プログラム VI.大きな活動シグナルに隠れた GJ 3942b)
ここでは GJ 3942 系を HARPS-N で観測した.過去 5 年にわたって,合計で 145 の分光データを取得した.また,恒星活動による変動と惑星によるシグナルを区別するために,追加で測光観測も行った.
その結果,新しい系外惑星 GJ 3924b を検出した,これはスーパーアースであり,軌道周期は 6.9 日,最小質量は 7.1 地球質量である.
また,恒星の自転周期は 16.3 日と特定された.
惑星由来の視線速度シグナルを差し引いた残差の中にも,別のシグナルを発見した.しかし現段階では,それが二番目の惑星によるという十分な有意性は見いだせなかった.もしこのシグナルが二体目の惑星由来であると確認された場合,この惑星候補は最小質量が 6.3 地球質量で軌道周期 10.4 日となり,内側の GJ 3924b と 3:2 平均運動共鳴に入っていることを示唆する.
距離:16.93 pc
質量:0.63 太陽質量
半径:0.61 太陽半径
有効温度:3867 K
金属量:[Fe/H] = -0.04
自転周期:16.283 日
ハビタブルゾーンは 0.29 - 0.55 AU の範囲 (軌道周期が 73 - 187 日となる範囲) である.
軌道離心率:0.121
最小質量:7.14 地球質量
軌道長半径:0.0608 AU
最小質量:6.33 地球質量
軌道長半径:0.0798 AU
arXiv:1709.06851
Perger et al. (2017)
HADES RV Programme with HARPS-N at TNG VI. GJ 3942 b behind dominant activity signals
(TNG の HAPRS-N による HADES 視線速度プログラム VI.大きな活動シグナルに隠れた GJ 3942b)
概要
M 型星の表面における,短周期・中周期の磁気的現象は,視線速度データ中に惑星と似たシグナルを引き起こすだけではなく,惑星由来のシグナルを隠してしまうこともある.ここでは GJ 3942 系を HARPS-N で観測した.過去 5 年にわたって,合計で 145 の分光データを取得した.また,恒星活動による変動と惑星によるシグナルを区別するために,追加で測光観測も行った.
その結果,新しい系外惑星 GJ 3924b を検出した,これはスーパーアースであり,軌道周期は 6.9 日,最小質量は 7.1 地球質量である.
また,恒星の自転周期は 16.3 日と特定された.
惑星由来の視線速度シグナルを差し引いた残差の中にも,別のシグナルを発見した.しかし現段階では,それが二番目の惑星によるという十分な有意性は見いだせなかった.もしこのシグナルが二体目の惑星由来であると確認された場合,この惑星候補は最小質量が 6.3 地球質量で軌道周期 10.4 日となり,内側の GJ 3924b と 3:2 平均運動共鳴に入っていることを示唆する.
パラメータ
GJ 3924
スペクトル型:M0距離:16.93 pc
質量:0.63 太陽質量
半径:0.61 太陽半径
有効温度:3867 K
金属量:[Fe/H] = -0.04
自転周期:16.283 日
ハビタブルゾーンは 0.29 - 0.55 AU の範囲 (軌道周期が 73 - 187 日となる範囲) である.
GJ 3924b
軌道周期:6.905 日軌道離心率:0.121
最小質量:7.14 地球質量
軌道長半径:0.0608 AU
GJ 3924c (未確定)
軌道周期:10.778 日最小質量:6.33 地球質量
軌道長半径:0.0798 AU
PR
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック