忍者ブログ
日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1709.08476
Hwang et al. (2017)
OGLE-2017-BLG-0173Lb: Low Mass-Ratio Planet in a "Hollywood" Microlensing Event
(OGLE-2017-BLG-0173Lb:"ハリウッド" マイクロレンズイベント中の低質量比惑星)

概要

ここでは,重力マイクロレンズによって検出された惑星 OGLE-2017-BLG-0173Lb について報告する,

検出された惑星と主星の質量比は q = 6.5 × 10-5 であり,これまで検出された中では最も小さい部類の質量比である.それにも関わらず,惑星による摂動は非常に強く検出された.これは,レンズ天体が明るいソース天体の手前を通過したことと,惑星の caustic (焦線) を部分的に覆っていたことが原因である.

ここでは,その他の giant-source (“Hollywood”) イベントの感度を推定するために使える簡単な定式を提案する.これを用いると,地球と太陽の質量比 3 × 10-6 にはおそらく届かないものの,それに近い質量比を持つ惑星系の検出が行える可能性がある.

今回発見された系で推定されるベイズパラメータは,中心星の質量が 0.42 (+0.40, -0.24) 太陽質量,惑星が 9 (+11, -6) 地球質量である,また惑星と恒星の間隔の射影距離は 4 AU であった.

レンズ天体の相対固有運動は 6 mas yr-1 と測定された.今後 15 年の内に,レンズ天体を撮像できるか,あるいは次世代の (30 メートル級の) 望遠鏡に搭載した補償光学撮像装置のファーストライトで観測できる可能性がある.

拍手[0回]

PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック