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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1711.09397
Zuluaga et al. (2017)
A general method for assessing the origin of interstellar small bodies: the case of 1I/2017 U1 (Oumuamua)
(恒星間小天体の起源を評価するための一般的な手法:1I/2017 U1 (Oumuamua) の場合)

概要

より深い観測を行うサーベイプログラムの登場により,太陽系に進入してきた小さい恒星間天体の発見が可能になった.
2017 年 10 月 19 日,PANSTARRS サーベイの観測を用いて,高速で移動する天体が発見された.この天体は太陽中心の束縛されていない双曲線軌道に乗っていることが分かり,このことはこの天体が星間空間に起源を持つことを示唆している.

この天体は現在は公式に 1I/2017 U1 (Oumuamua) と呼称されている.

恒星間小天体の起源について調べることは,それらの天体の分布,空間密度,および元々の惑星系からの放出に関係する過程を理解するために重要である.
しかしこのような天体の軌道は特異であり,正確な軌道を決定するために利用可能な観測の数が限られてしまう.その結果として,その天体の軌道を ~ 105 - 106 年に渡って遡った時,軌道要素の小さな誤差が星間空間の位置における大きな不定性を生み出してしまう.

ここでは,観測された恒星間天体の起源となり得る系である確率を近傍の恒星に割り当てるための,一般的な方法を提示し,この手法を 1I/2017 U1 に適用した.その結果として,この天体の起源と思われる暫定的な恒星のリストと,それに対応する確率を提供する.

将来的に,この天体について,あるいは近傍の恒星についての情報が更新された場合,ここで提案した手法によって,天体の起源である確率を更新することが出来る.

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