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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1508.02672
Koskinen et al. (2015)
On the escape of CH4 from Pluto's atmosphere
(冥王星大気からのメタンの散逸について)

概要

中心星に近接した系外惑星向けに開発された複数分子の散逸モデルを、冥王星からのメタンと窒素の散逸に応用した。

大気散逸が全くない場合は、外圏底より下の領域ではメタンは窒素より主要な成分となる。
メタンの存在分布は大気の散逸率に大きく依存し、冥王星において予言されている典型的な散逸率の場合は、外圏底より下の領域では 1%未満のほぼ一定の混合比となることがわかった。
この場合、メタンの散逸率は窒素の散逸率の 5 - 10%程度である。

ニューホライズンズのALICEによる観測が、メタンの散逸率に観測的制限をかけることにより、散逸モデルのテストを行うことが出来る。

計算から得られた全体の大気散逸率は 2.1 × 1027 s-1である。
太陽放射の 1 - 145 nmの紫外線のエネルギーの24%が大気散逸に使われるエネルギー律速の大気散逸となっており、紫外線の加熱のピークは ~ 1.78冥王星半径の場所である。






さっそくニューホライズンズをフィーチャーした大気関連の論文が!

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