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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



Detection of hydrogen sulfide above the clouds in Uranus’s atmosphere
Irwin et al. (2018)
Detection of hydrogen sulfide above the clouds in Uranus’s atmosphere
(天王星大気の雲の上での硫化水素の検出)

概要

可視光から近赤外線までの観測からは,天王星の主要な雲層の雲頂は気圧にして 1.2 - 3 bar の間に存在することが示されている.その組成は,アンモニアまたは硫化水素の氷で主成分であると広く考えられているが,まだ明確に同定されていない.

ここでは,天王星大気中での気相の H2S (硫化水素) の明確な検出の証拠を報告する
天王星の雲層の上部の 1.57 - 1.59 µm の波長域での観測から,雲頂での硫化水素のモル分率は 0.4 - 0.8 ppm と推定される.

この検出より,天王星大気中で硫黄/窒素存在度は 1 を超えると制約できた.これは太陽組成の 4.4 - 5.0 倍以上に相当する,また,観測された雲の下での硫化水素モル分率の下限値として,1.0 - 2.5 × 10-5 という値を与えた.

これらの圧力水準での気相の硫化水素の検出は,1.2 - 3 bar の圧力範囲にある天王星の雲の主要な成分は,硫化水素の氷である可能性が高いという説を補強するものである.







「天王星はおならのような臭いがする」として話題になった記事の,元ネタとなる論文です.

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