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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1807.04417
Varela et al. (2018)
Effect of the exoplanet magnetic field topology on its magnetospheric radio emission
(系外惑星磁場構造の磁気圏電波放射への影響)

概要

系外惑星に衝突する,恒星からの磁化された風は,電波放射を生み出すと考えられる.太陽系の惑星を元にしたスケーリング則より,惑星からの電波放射は,恒星風,惑星間磁場,系外惑星磁気圏の構造に依存することが予想される.

この研究の目的は,散逸する力とそれに伴う系外惑星の磁気圏からの電波放射を,惑星間磁場と恒星風によって擾乱された異なるトポロジーのもとで計算することである.これにより,スケーリング則からの予測を更新し,将来の系外惑星からの電波検出の解釈を準備することができる,

ここでは,磁気流体力学コード PLUTO を使用した,球座標の設定で,系外惑星の磁気圏内での運動エネルギーと磁場エネルギー (ポインティングフラックス) の散逸による合計の電波放射水準を解析した.系外惑星の昼側と磁気圏尾部 (magnetotail) での系外惑星電波放射の詳細な寄与を推測するための形式を使用した.

磁場のモデルは水星のような状況をベースにしているが,結果をより強い磁場を持つ系外惑星に外挿し,電波放射の下限値を与えた.

その結果,予想される散逸するエネルギーとその結果としての電波放射は,系外惑星の磁気圏のトポロジーと惑星間磁場 (interplanetary magnetic field IMF) の方向に大きく依存する事が分かった.従って,系外惑星の夜側と昼側からの電波放射は,系外惑星の磁場のトポロジーの情報を含んでいると考えられる.

さらに,もし系外惑星の磁気圏のトポロジーが既知であれば,電波放射の測定は,瞬間的な恒星風の動圧,惑星間磁場の配置と強度を代用するものとして使用できる.

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