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日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
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arXiv:1808.03645
Hawker et al. (2018)
Evidence for multiple molecular species in the hot Jupiter HD 209458b
(ホットジュピター HD 209458b の複数の分子種の証拠)

概要

近年の近赤外線での高分散ドップラー分光観測により,いくつかのホットジュピターの大気中からの水蒸気や一酸化炭素の検出が可能になった.この手法は,軌道上の惑星の視線速度によってドップラーシフトした,惑星の熱放射のスペクトル線をモニターすることも含んでいる.

しかし水素分子主体の高温の大気中において,酸素と炭素を含む主要な化学種である一酸化炭素と水以外については,ホットジュピター大気中の分子組成についてはあまり分かっていない.いくつかの最近の研究では,このような大気中での窒素を含む化学種の重要性とその検出可能性が示唆されている.

ここでは,高分散分光観測を使用して HD 209458b の大気中からの一酸化炭素と水の検出の可能性を確認した.また大気中の HCN の探査から,シグナルノイズ比が 4.7 の相互相関ピークの検出についても報告する.

今回の結果は,Very Large telescope CRyogenichigh-resolution InfraRed Echelle Spectrograph (VLT CRIRES) を用いて,高分散位相分解分光観測によって得られたものである.地球大気によるスペクトルへの混入とその他の残差のより強固な取扱により,データの信頼性を改善し,大気中の分子の明白な検出を可能にする.

ホットジュピター大気中における HCN の存在は,このホットジュピターの C/O 比に対する制約を与え,またこの惑星の起源についても制約を与える可能性がある.

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