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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1812.09406
Bakos et al. (2018)
HATS-71b: A giant planet transiting an M3 dwarf star in TESS Sector 1
(HATS-71b:TESS Sector 1 での M3 矮星をトランジットする巨大惑星)

概要

HATS-71b の発見について報告する.

中心星の HATS-71 は,ホットジュピターを持つ M 型矮星の中では最も低温な恒星である.トランジット深さは 4.7% で,他の確定したトランジット惑星を持つ系でのトランジット深さよりも大きい.

この惑星は,地上からの HATSouth トランジットサーベイで惑星候補として同定されたものであり.地上からの測光観測,分光観測,および撮像観測で存在が確定した.また NASA の TESS ミッションでも観測されており (TIC 234523599),TESS の測光観測データも解析に使用した.

その結果,HATS-71b は,1.080 木星半径,0.45 木星質量 (95% 信頼度の上限値は 0.81 木星質量) と測定された.中心星は 0.569 太陽質量,0.5161 太陽半径である.

Gaia DR2 で公開されたデータでは,ヘルツシュプルング・ラッセル図での連星主系列の近く,恒星の連星の伴星が存在していることが示唆される.参照可能なデータを用いたモデリングでは,伴星は 0.24 太陽質量と推定される.しかし伴星が存在することを示す直接的な分光学的・撮像的証拠は得られていない.もし恒星の伴星が存在していた場合でも,惑星の半径と質量の推定値に大きな影響はない.

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