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arXiv:1906.00462
Zhou et al. (2019)
Two new HATNet hot Jupiters around A stars, and the first glimpse at the occurrence rate of hot Jupiters from TESS
(A 型星まわりの 2 つの新しい HATNet ホットジュピターと,TESS によるホット・ジュピターの存在頻度への第一歩)

概要

トランジット惑星の広視野サーベイは多様な恒星のポピュレーションを調べるのに適しており,これにより惑星とその中心星の特性の間の繋がりをより良く理解することを可能とする.

ここでは,HAT-P-69b (TOI 625.01) と HAT-P-70b (TOI 624.01) の 2 つのホットジュピターの発見について報告する.
A 型星の周りでの発見であり,HATNet によってトランジット法を用いて発見され,Transiting Exoplanet Survey Satellite (TESS) でも観測された.

HAT-P-69b は,3.73 木星質量,1.626 木星半径であり,順行軌道で 4.79 日周期で公転している.中心星の HAT-P-69 は,1.698 太陽質量,1.854 太陽半径である.

HAT-P-70b は,1.87 木星半径,質量は 6.78 木星質量未満であり.逆行軌道で 2.74 日周期で公転している.中心星の HAT-P-70 は 1.890 太陽質量,1.858 太陽半径である.


これらの比較的重い恒星周りでの惑星の発見を,ホットジュピターの存在頻度を恒星質量の関数として調査する機会として用いた.

Tmag = 10 よりも明るい 47126 個の主系列星のサンプルを抽出し,このうち 31 個が巨大惑星候補天体を持っている.うち 18 個は惑星であることが確認済みであり,3 個は惑星候補,10 個は偽陽性である.
このサンプル中でのホットジュピターの存在頻度は 0.45 ± 0.10% である.これはケプラーが FGK 星まわりのホットジュピターに対して測定した存在頻度と整合的である.

この存在頻度を恒星質量ごとに分割すると,G 型星では 0.71 ± 0.31%,F 型星では 0.43 ± 0.15%,A 型星では 0.32 ± 0.12% である.したがって現段階では,恒星質量に伴うホットジュピターの頻度において統計的に有意な傾向を識別することは出来ない

パラメータ

HAT-P-69 系

HAT-P-69
有効温度:7724 K
金属量:[Fe/H] = -0.061
質量:1.698 太陽質量
半径:1.854 太陽半径
光度:10.98 太陽光度
年齢:12.7 億歳
距離:343.9 pc
HAT-P-69b
軌道周期:4.7869467 日
質量:3.73 木星質量
半径:1.626 木星半径
密度:1.17 g cm-3
軌道長半径:0.06629 AU
平衡温度:1990 K (アルベド 0,完全な熱再分配を仮定した場合)

射影した spin-orbit angle は 30.3° (順行軌道)

HAT-P-70 系

HAT-P-70
有効温度:8450 K
金属量:[Fe/H] = -0.059
質量:1.890 太陽質量
半径:1.858 太陽半径
光度:16.7 太陽光度
年齢:6 億歳
距離:329.0 pc
HAT-P-70b
軌道周期:2.74432452 日
質量:6.78 木星質量未満
半径:1.87 木星半径
密度:1.54 g cm-3 未満
軌道長半径:0.04739 AU
平衡温度:2562 K (アルベド 0,完全な熱再分配を仮定した場合)

射影した spin-orbit angle は 113.1° (逆行軌道)

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