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arXiv:1906.08219
Jackman et al. (2019)
NGTS-7Ab: An ultra-short period brown dwarf transiting a tidally-locked and active M dwarf
(NGTS-7Ab:潮汐固定された活発な M 型矮星をトランジットする超短周期の褐色矮星)

概要

NGTS-7Ab の発見について報告する.この天体は M 矮星を 16.2 時間で公転する,トランジットする大質量の褐色矮星であり,Next Generation Transit Survey (NGTS) の一環として発見された.

NGTS-7Ab は,現在発見されている中では,主系列星や前主系列星をトランジットする褐色矮星としては最も短周期である

M 型星の主星 NGTS-7A はおよそ 5500 万歳で,自転と公転が同期した状態にある.これは褐色矮星との潮汐相互作用によって恒星の自転が加速されたことが原因だと解釈される.

中心星は磁気的に活発で,NGTS とフォローアップ観測の光度曲線中には複数回のフレアが見られた.これを用いてフレアと恒星黒点の位相の関係を探査した.

中心星は褐色矮星の他にさらに M 型星の伴星を 1.13 arcsec の位置に持っており,この伴星の固有運動は中心星に非常に近い.そのため,この系は階層的三重星であることが示唆される.

この大きな間隔を持った恒星質量の伴星は,Kozai-Lidov 機構を介して褐色矮星の軌道を移動させたと考えられる.潮汐同期と磁気制動の組み合わせにより,褐色矮星の軌道は現在減衰していると思われ,残り寿命はわずか 500-1000 万年と考えられる.

パラメータ

NGTS-7A
有効温度:3359 K
半径:0.61 太陽半径
距離:152.67 pc
NGTS-7Ab
軌道周期:16.2237952 時間
軌道長半径:0.0139 AU
推定質量:75.5 木星質量
NGTS-7B
有効温度:2254 K
半径:0.46 太陽半径
距離:152.70 pc

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