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日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1907.10806
Kruse et al. (2019)
Detection of Hundreds of New Planet Candidates and Eclipsing Binaries in K2 Campaigns 0-8
(K2 Campaign 0-8 での数百の新しい惑星候補と食連星の検出)

概要

ケプラーの拡張ミッションである K2 ミッションの Campaign 0-8 での観測データから,系外惑星の探査を行った.EVEREST パイプラインを用いて生成された K2 の光度曲線に,改良版の QATS 惑星探査アルゴリズムを適用した.解析の対象としたのは,Kp = 9-15 の範囲の等級を持つ,Campaign 0-8 の 1.5 × 105 個の恒星である.

その結果,818 個のトランジット惑星候補を検出したそのうち 374 個が,これまでの探査でまだ発見されていないものである.2 つの惑星を持つ系は 64 個,3 惑星系は 15 個,4 惑星系は 5 個,5 惑星系は 2 個,6 惑星系は 1 個であった.

今回新しく検出された惑星のうち,100 個は M 型矮星を公転しており,この中にはおそらく岩石組成でハビタブルゾーン内にあるものを含んでいる.

惑星候補天体のうち 154 個は,太陽系と相互にトランジットする関係である.つまりこれらの惑星は,太陽系の惑星が太陽をトランジットする様子を少なくとも 1 つ見られるような,幾何学的に揃った軌道配置にある.

発見された惑星候補天体の中から,トランジット時刻変動を示す候補や,単一のトランジットや超短周期の極端な周期を持ついくつかの候補を発見した.発見された候補天体は,既に存在が確認されている惑星と同様のサイズ・軌道周期関係および存在頻度のパターンを示す.これは,例えば半径ギャップのような傾向である.

これらの惑星候補天体をフォローアップ観測で確認することで,K2 惑星の個数は最大で 50% 増加するだろう.またこれらの中心星を特徴づけることで,惑星の特性の統計的研究が改善されるだろう.

今回の解析サンプルは,視線速度でのフォローアップ観測や正体の JWST での特徴付けに適した明るい恒星を公転している惑星を多く含む.また,この研究の一環として検出された 579 個の食連星もリストアップした.

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