忍者ブログ
日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1908.09925
Blunt et al. (2019)
Radial Velocity Discovery of an Eccentric Jovian World Orbiting at 18 au
(18 au を公転するエキセントリックな木星型惑星の視線速度での検出)

概要

Keck/HIRES と McDonald/Tull,およびより最近の自動惑星検出望遠鏡による 20 年にわたる視線速度観測から,近傍の恒星 HR 5183 (HD 120066) の周囲に,軌道周期 74 年で最小質量が 3 木星質量の惑星が存在することを発見した.惑星軌道は e ~ 0.84 と非常に高軌道離心率で,太陽系に置き換えた場合,木星軌道から海王星軌道以遠までを往復する軌道となる.

注意深いサーベイ計画により,惑星が近点を通過の前後およびその最中の視線速度観測に成功し,詳細な軌道パラメータへの制約が得られた.

惑星の軌道離心率を励起させうる恒星や惑星の伴星の探査も行ったが,候補天体は発見できなかった.そのため,擾乱天体は系から放出された可能性が示唆される.
主星から 15000 au 以上離れた距離にある恒星質量の伴星を発見はしたものの,これは惑星に対して影響を及ぼすには現在の位置が遠すぎる.

惑星の軌道は恒星から 30 au (天球上での角度は 1”) 以上離れるため,直接撮像や恒星の位置天文学で探査可能である.惑星による恒星の位置の変化は Gaia で検出できる可能性が非常に高い.また 10 µm 波長での撮像で惑星が検出可能だと推定される.

今回の発見は,長周期の木星型惑星を発見し特徴づけるためには,長期的な視線速度サーベイが重要であることを示すものである.このような種類の惑星は,複数の重い惑星を含む惑星系の力学的な進化に重要な洞察を与える.

パラメータ

HR 5183
別名:HD 120066
有効温度:5794 K
金属量:[Fe/H] = 0.10
半径:1.53 太陽半径
質量:1.07 太陽質量
年齢:77 億歳
距離:31.49 pc
HR 5183b
軌道周期:1010.21 日 (74 年)
軌道離心率:0.84
最小質量:3.23 木星質量
軌道長半径:18 au
近点距離:2.88 au
平衡温度:171.0 K (近点付近),50.2 K (遠点付近)

拍手[0回]

PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック