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日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1911.08357
Route & Looney (2019)
ROME (Radio Observations of Magnetized Exoplanets). II. HD 189733 Does Not Accrete Significant Material from its Exoplanet like a T Tauri Star from A Disk
(ROME (Radio Observations of Magnetized Exoplanets). II. HD 189733 は円盤からのおうし座T型星のようには多くの物質をその系外惑星から降着していない)

概要

HD 189733 は,周囲を公転するホットジュピター HD 189733b からの蒸発した外気圏のガスを定常的に降着していると主張されており,これはおうし座T型星 (T Tauri star) が周囲の円盤から物質を降着する様子と類似している.

ここでは,中心星の測光観測データの統計的な周期解析を実施した.解析に用いたデータは,automated photoelectric telescope (APT),Microvariability and Oscillations of Stars (MOST) および Wise Observatory で得られたものである.

この解析の目的は,おうし座AA星 (AA Tau) のようなおうし座T型星で発見されている,降着衝撃波や光球の降着ホットスポットの存在を明らかにすることである.

その結果,予想していた特徴はデータ中に発見されなかった.

この天体に関して参照可能な電波・可視光・紫外線・X 線観測データを,物質を降着するおうし座T型星の枠組みの中で再解析し,プラズマ密度や温度,降着率,フレアの長さなどの物理量を決定した.

その結果,降着率が 109-1011 g s-1 のとき,HD 189733 はこれより少なくとも 2 桁大きな降着率を持つ古典的おうし座T型星よりも,サングレーザー彗星のアウトバーストの際に間欠的にガスを吸収する系により似ていることを見出した.
このような降着が存在する場合,すべての波長で検出できない程度の低い活動しか発生しない.あるいは,これまでに観測された全ての放射特性は,磁気的に活発な恒星からの恒星活動と一致している.

そのため,HD 189733 において検出が主張されている star-planet interaction (恒星・惑星相互作用) とされるシグナルは,この恒星そのものの恒星活動である可能性が示唆される

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