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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:2001.02577
Feng et al. (2020)
Search for Nearby Earth Analogs. II. detection of five new planets, eight planet candidates, and confirmation of three planets around nine nearby M dwarfs
(近傍の地球類似天体の探査 II.近傍の 9 つの M 矮星まわりでの 5 つの新しい惑星,8 つの惑星候補の検出と,3 つの惑星の確認)

概要

Zechmeister et al. (2009) では,2000 年 3 月から 2007 年 3 月にかけて、VLT2 と UVES 分光器を用いて 38 個の近傍の M 型星がサーベイされた.この時のデータは Butler et al. (2019) で再解析され,ドップラー速度の測定精度が大きく改善された.

これに動機付けられ,UVES データを HARPS,Megellan/PFS,Keck.HIRES の視線速度データを合わせて解析を行った.その結果,合計 16 個の惑星候補天体が 9 個の M 矮星を公転していることが明らかになった.
これらのうち 5 個は視線速度シグナルに対応した新しい惑星で,この結果はノイズモデルの選択に依存せず,複数の期間にわたって複数のデータセットにおいて存在が識別された.8 つの惑星候補は,存在を確認するためにはさらなる観測が必要である.また,過去に報告されていた 3 つの惑星を確認した.

これらの新しい惑星のうち,GJ 180d と GJ 229Ac は中心星の保守的なハビタブルゾーンの中に位置するスーパーアースである.モンテカルロ法を用いたアプローチでこれらの惑星系の力学的な安定性を調査した,その結果,どちらの惑星軌道も他の惑星の重力的摂動に対して安定であることが確認された.
これらの天体は太陽に近いことから,中心星からハビタブルな可能性がある惑星までの角距離は,それぞれ 25, 59 mas である.そのため将来の JWST や E-ELT での直接観測の良い観測対象となりうる.

さらに GJ 433c は,海王星類似の惑星であり,これまでに探査があまりされていない低温のスーパーネプチューンに属する.この惑星と中心星との間隔は 0.5 mas であり,この惑星は低温な海王星型天体の直接撮像の初めての現実的な候補であろう.
これらの惑星の包括的なサーベイは惑星形成の研究に重要である.

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