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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1604.05725
Demory et al. (2016)
A map of the large day-night temperature gradient of a super-Earth exoplanet
(スーパーアースの大きな昼夜間温度差のマップ)

概要

これまでの観測で,木星サイズの系外惑星の大気観測は重要な結果を与えてきたが,海王星質量未満の低質量惑星の場合は,観測が困難であるため大気特性はあまり決定されていない.またこれまでに,スーパーアース (1 - 10地球質量) の大気観測では,特徴に欠けたスペクトルが得られている.

ここでは,太陽系近傍のトランジットスーパーアースであるかに座55番星e の,経度方向の放射輝度マップの観測結果を報告する.

この惑星は,大きく非対称な昼夜間の熱放射を持ち,昼側と夜側の温度差が非常に大きいことが判明した.また,宇宙空間からの赤外線観測から,この惑星が潮汐固定 (公転周期と自転周期が一致) されていることを示す変動が検出された.

これらの観測結果の解析から,惑星表面で最も温度が高い点 (hot spot) は,恒星直下点 (substellar point) よりも 41 ± 12度東にずれていることが判明した

4.5 µm での軌道位相曲線から,夜側の輝度温度は 1380 ± 400 K,また最も高温な半球 (中心に hot spot を持つ半球) はそれより 1300 K 高温の 2700 ± 270 K であることが分かった.この結果は,昼側から夜側への熱の再分配が非効率的である事を示唆する.

この結果は,この惑星が昼側のみに限られた熱の再分配を起こす光学的に厚い大気を持つとする説と,この惑星は大気を持たず表面を低粘度のマグマが流れているという説の両方と整合的なものである.(現段階でどちらかの区別は出来ない)

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