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日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1606.04556
Bakos et al. (2016)
HAT-P-47b AND HAT-P-48b: Two Low Density Sub-Saturn-Mass Transiting Planets on the Edge of the Period--Mass Desert
(HAT-P-47b と HAT-P-48b:周期-質量平面上の惑星欠乏領域の縁に位置する 2 つの低密度な準土星質量のトランジット惑星)

概要

HAT-P-47bHAT-P-48b の 2 つの系外惑星の発見を報告する.この 2 つは,半径が木星より大きい惑星の中では最も低密度な惑星である.また,土星より軽い質量を持つ惑星の中では最も低密度である

トランジット法で発見され,観測には HATNet の望遠鏡に加え,ハワイなどの望遠鏡でもフォローアップ観測を行っている.またハワイの Keck-I 望遠鏡の HIRES を用いて視線速度観測を行った.また,すばるの 8.2 m 望遠用の High-Dispersion Spectrograph (HDS) を用いた観測も行った.

発見された惑星を,他の最近見つかった惑星と比較した.土星より軽い程度の惑星 (sub-Saturn, 0.18 - 0.3 木星質量) や海王星より重い程度の惑星 (super-Neptune, 0.05 - 0.18 木星質量) の惑星は,半径は広い範囲にばらついている.この半径は,より重い惑星と比べると,半径と日射の相関が弱い.

この 2 つの惑星は,ロシター効果の測定や大気の特徴付けに適している.前者は惑星の軌道傾斜角を調べ,表面対流層を持つ恒星まわりの惑星は,恒星と惑星との相互作用によって軌道傾斜角が小さくなる傾向にあるという説をテストする事ができる.

今回発見された 2 惑星は,どちらも軌道長半径と半径でプロットした時に短周期の海王星質量惑星の欠乏領域の端に位置している.

パラメータ

HAT-P-47 系

HAT-P-47
等級:10.694
有効温度:6703 K
金属量:[Fe/H] = 0.0
質量:1.387 太陽質量
半径:1.515 太陽半径
光度:4.15 太陽光度
年齢:1.5 Gyr
距離:268 pc
HAT-P-47b
軌道周期:4.732182 日
軌道長半径:0.0615 AU
質量:0.206 木星質量
半径:1.313 木星半径
平均密度:0.11 g cm-3
平衡温度:1605 K

HAT-P-48 系

HAT-P-48
等級:12.16
有効温度:5946 K
金属量:[Fe/H] = 0.02
質量:1.099 太陽質量
半径:1.223 太陽半径
光度:1.67 太陽光度
年齢:4.7 Gyr
距離:305 pc
HAT-P-48b
軌道周期:4.408650 日
軌道長半径:0.0543 AU
質量:0.168 木星質量
半径:1.131 木星半径
平均密度:0.14 g cm-3
平衡温度:1361 K

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