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日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1607.01755
Pepper et al. (2016)
KELT-11b: A Highly Inflated Sub-Saturn Exoplanet Transiting the V=8 Subgiant HD 93396
(KELT-11b:8 等星の準巨星 HD 93396 をトランジットする大きく膨張した土星未満質量の系外惑星)

概要

準巨星 (subgiant) HD 93396 (あるいは KELT-11) を公転する惑星 KELT-11b の発見を報告する.

KELT-11 は進化した準巨星であり,南天の空でトランジット惑星を持つ恒星の中では最も明るく,他のトランジット惑星を持つ恒星達よりも 1 等級以上明るい.また,全天の全てのトランジット惑星を持つ恒星の中では 6 番目に明るい.

KELT-11b は最も膨張した半径を持つ惑星のうちのひとつであり,大気のスケールハイトは非常に大きい (2763 km).期待される大気の透過光スペクトルのシグナルは 5.6%であり,惑星大気の観測と特徴付け,膨張半径を持つ惑星の研究として良い対象である.

パラメータ

KELT-11 (HD 93396)
質量:1.438 太陽質量
半径:2.72 太陽半径
光度:5.55 太陽光度
有効温度:5370 K
金属量:[Fe/H] = 0.180
KELT-11b
軌道周期:4.736529 日
軌道長半径:0.06229 AU
質量:0.195 木星質量
半径:1.37 木星半径
平均密度:0.093 g cm-3
平衡温度:1712 K
KELT-11 系の特徴
膨張半径を持つための惑星が受ける日射の経験的な閾値は,~ 2 × 108 erg cm-2 s-1 である (Demory & Seager 2011).KELT-11b が受けている日射量は 1.95 × 109 erg cm-2 s-1 であり,閾値より大きい.また,恒星進化の一生を通じて閾値よりも大きい日射を受け続けてきたと考えられる.

惑星の平均密度は 0.093 g cm-3 である.この密度は,不定性が 20%よりも小さい精度で測定された惑星の中では 3 番目に低密度である.KELT-11b と同程度の低い密度を持つ惑星は,WASP-94Ab (Neveu-VanMalle et al. 2014),ケプラー12b (Fortney et al. 2011) がある.しかしこれらは KELT-11 よりもずっと暗い恒星の周りを公転している.

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