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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1507.01866
Angerhausen et al. (2015)
First exoplanet transit observation with the Stratospheric Observatory for Infrared Astronomy: Confirmation of Rayleigh scattering in HD 189733 b with HIPO
(Stratospheric Observatory for Infrared Astronomyによる初めての系外惑星トランジット観測: HD 189733bにおけるレイリー散乱の確認)

概要

Stratospheric Observatory for Infrared Astronomy (SOFIA)を用いて、初めての系外惑星のトランジット観測を行った。
HD 189733bの1回のトランジット観測を、B, z' bandで行った。
結果、同バンドでのtransit depthは先行研究と同じ傾向を見せた。
(B band...0.4448 μm、z' band...0.9222 μm)

SOFIAについて

SOFIAは、ボーイング747-SPに搭載した2.5 m望遠鏡を用いて、45000フィート (~13716 m)の成層圏から天文観測を行うシステムである。主に赤外線と可視領域を観測する。
成層圏を飛ぶことによって、地球大気による吸収を抑えた観測が可能となる。

地球の大気における水分子の吸収は、地上観測を行うときに影響がある。しかし系外惑星大気でも水分子は重要である。
また、SOFIAの温度は 240 K程度であり、地上より低い。そのため、熱雑音によるノイズを減らすことができる。
SOFIAでは、赤外と可視光を同時に観測することができる(FLITECAM, HIPO)。

結果

高層大気におけるヘイズによるレイリー散乱という結果を支持する観測結果を得た。








望遠鏡には大きく分けると、地上に設置する地上望遠鏡と、宇宙空間に飛ばす宇宙望遠鏡があります。
地上望遠鏡は大気の影響を免れることが出来ない代わりに、装置の大型化が容易であることや、修理点検や装置の追加や回収が可能であるなどのメリットがあります。
宇宙望遠鏡は打ち上げた後は機器にほとんどタッチできない代わりに、地球大気の影響を受けずに観測可能というメリットがあります。

しかし、このSOFIAという望遠鏡は、反射望遠鏡を飛行機に搭載して成層圏を飛行し、天文観測を行うというとんでもないものです。

サイトはこちら。
SOFIA ホームページ

サイトの内容を見ると、これまでもいろいろな観測を行って成果を上げているようです。
飛行機の側面に望遠鏡のための穴が空いているのはなかなか壮観です。

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