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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1702.08465
Theissen & West (2017)
Collisions of Terrestrial Worlds: The Occurrence of Extreme Mid-Infrared Excesses around Low-Mass Field Stars
(地球型惑星の衝突:低質量散在星まわりの著しい中間赤外超過の存在頻度)

概要

低質量の散在星 (field stars) の中で中間赤外域 (mid-infrared, MIR) での著しいスペクトル超過が見られるものの存在頻度とその特徴 (恒星年齢と質量の傾向) に関する調査の結果を報告する.

ここでの中間赤外超過の基準は,赤外線での光度 LIR と恒星の光度 L* が, LIR/L* ≳ 0.01 となっているものを指す.

解析のための恒星は,まずは Motion Verified Red Stars (MoVeRS) カタログから選定した.著しい中間赤外超過を持つ恒星は 584 個が同定された.この選定には,主系列の W1 - W3 カラーにおける経験的な関係性を基準にした.

サンプルのうちの小さいサブセット中では,恒星の年齢の分光学的なトレーサー (Hα と リチウム I 線) と光度クラスを用いたところ,母集団は 1 Gyr 以上程度の年齢の矮星から成るであろうということが分かった.また,Low-mass Linematics (LoKi) 銀河モデルを改善し,著しい中間赤外超過サンプルの網羅性について推定した.また,恒星質量への依存性の存在も発見した.

今回の発見は,2 つの大きな微惑星や地球型惑星の間の巨大衝突の際の,短期間における衝突カスケード (≦ 100000 年) によって生成されたダストに起因する,著しい中間赤外線の検出と整合的である

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