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日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1703.07623
Hirao et al. (2017)
OGLE-2013-BLG-1761Lb: A Massive Planet Around an M/K Dwarf
(OGLE-2013-BLG-1761Lb:M/K 矮星まわりの重い惑星)

概要

マイクロレンズイベント OGLE-2013-BLG-1761 の発見と解析について報告する.

このイベントでは,惑星による光度曲線のアノマリーは観測点が分散しているため,いくつかの解が縮退している.しかし詳細な光度曲線の解析により,レンズ天体が恒星質量天体の連星だとするモデルは全て排除された.また,レンズ天体は惑星系であることが示された.

解析の結果,いわゆる close/wide degeneracy である,惑星と恒星の質量比 q ~ 7.5 × 10-3 と 9.3 × 10-3,アインシュタイン半径で規格化した投影した距離 0.95 (close) と 1.19 (wide) の解がそれぞれ存在していることが分かった.

マイクロレンズのパララックス効果は検出されなかったが,有限ソース効果は検出された.
ベイズ解析によると,レンズ天体の距離は 6.9 kpc であり,これは銀河バルジ内と考えられる.主星は M/K 矮星で 0.33 (+0.32, -0.18) 太陽質量と示唆される.また惑星は 2.8 (+2.5, -1.5) 木星質量で,軌道の射影距離は 1.8 ± 0.5 AU であった.

距離やその他の物理パラメータは,将来の地上望遠鏡による高精度の観測か,ハッブル宇宙望遠鏡による観測で制約できるだろう.もし推定されたレンズ天体までの距離が正しければ,この惑星は銀河バルジにおいて存在が主張されている,"惑星の欠乏" (Penny et al. 2016) 説を試験するためのさらなるサンプルとなり得る.この主張に反論する銀河バルジ内に発見されている惑星として,OGLE-2015-BLG-0051Lb (Han et al. 2016),OGLE-2014-BLG-1760Lb (Bhattacharya et al. 2016),OGLE-2012-BLG-0724Lb (Hirao et al. 2016) などがある.

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