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日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1704.05413
Tsiaras et al. (2017)
A population study of hot Jupiter atmospheres
(ホットジュピター大気の集団調査)

概要

平衡温度が 600 K から 2400 K の範囲で半径が 0.35 から 1.9 木星半径の範囲にある,30 個のガス系外惑星の観測結果の解析を行った.ハッブル宇宙望遠鏡の WFC3 で取得したデータと,専用に開発した解析ツールを使用した.

ここでは系外惑星の大気に対する新しい計量を提案する.それは Atmospheric Detectability Index (ADI) というものであり,大気の検出の統計的有意性を評価するものである.この指標を用いて,16 の惑星で統計的に有意な大気を発見した.

今回のサンプル中の巨大惑星の大部分で,大気の検出可能性は惑星半径に依存したが,惑星質量には依存しなかった.このことは,惑星の重力は惑星大気の進化においては二次的な要因であることを示唆する.

また,統計的に検出可能であった大気の全てに水蒸気の存在を検出した.なお,その他の惑星大気中での水蒸気の存在は排除はできなかった.
さらに,TiO and/or VO の兆候が,4 σ の確度で WASP-76b の大気中に検出された.また,WASP-121b の大気中にも存在する可能性がある.

期待されるシグナルノイズ比と大気の検出可能性の間の相関は,今回のほとんどの観測対象では見られなかった.

観測

今回の観測で使用したデータは,
GJ 436 b, GJ 3470, HAT-P-1 b, HAT- P-3b, HAT-P-11b, HAT-P-12b, HAT-P-17b, HAT-P- 18b, HAT-P-26b, HAT-P-32b, HAT-P-38b, HAT-P- 41b, HD149026b, HD189733b, HD209458b, WASP- 12 b, WASP-29 b, WASP-31 b, WASP-39 b, WASP- 43 b, WASP-52 b, WASP-63 b, WASP-67 b, WASP- 69 b, WASP-74 b, WASP-76 b, WASP-80 b, WASP-101 b, WASP-121 b, and XO-1 b
の観測データである.








Atmospheric Detectability Index (ADI),直訳すると「大気検出指数」とかでしょうか.

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