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日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1706.00207
Bérard et al. (2017)
The structure of Chariklo's rings from stellar occultations
(恒星掩蔽からのカリクローの環の構造)

概要

ケンタウルス族天体 10199 カリクローの周りには,細く濃い 2 つのリング (C1R と C2R) が発見されている.この環は,2013 年 6 月 3 日のカリクローによる恒星の掩蔽の最中に発見された (Braga-Ribas et al. 2014).

この天体自体の物理特性と,環のより良い特徴付けのために,カリクロー系の掩蔽観測を複数回行った.その結果,2014 年から 2016 年の間に発生した 12 回のカリクローの掩蔽観測に成功した.

この掩蔽観測から,環の分布 (物理的な幅,オパシティ,環の縁の構造) についての情報が得られ,またそれらの半径と極の位置を制約した.その結果,環の発見論文で導出されている環の構造と整合的な結果を得た.

掩蔽観測からは,C1R の構造は 6 箇所測定できた.この 6 箇所の分布からは,~ 5.5 - 7 km の範囲で有意な幅の変化が見つかった.薄い方の環 C2R はあまりパラメータの制限ができなかったが,0.1 - 1 km の幅の変動があると思われる.

C1R の内側と外側の縁は,無限に鋭い境界とするモデルと整合的であり,環の物質は鋭い分布を持っていると考えられる.C1R の環の領域と,周囲の何もない領域の間の遷移層の上限値は 1 km であった.一方,C2R については縁の鋭さの制限は得られなかった.

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