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日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1706.05894
Vidotto & Bourrier (2017)
Exoplanets as probes of the winds of host stars: the case of the M dwarf GJ 436
(主星の恒星風のプローブとしての系外惑星:M 型矮星 GJ 436 の場合)

概要

低温の矮星からの恒星風は観測するのが難しい.これまでに M 型矮星のごく一部では観測的に導出された質量放出率が知られているが,これには数桁のばらつきがある.

中心星の近傍を公転する系外惑星は恒星風の内側の領域に位置している,従って,主星からの恒星風の,他の手法では観測できない局所的な特徴を調べるのに用いることが出来る.

ここでは,温暖な海王星型惑星 GJ 436b の大気の蒸発の研究において観測的に導かれている恒星風の局所的な特性を用いて,主星の M 型星からの恒星風のグローバルな特徴を導出した.等温風モデルを用いて,恒星風の温度を 0.36 - 0.43 MK と制約した,推定される質量放出率は 0.5 - 2.5 × 10-15 太陽質量/年 である.

恒星風と星間物質との間の圧力バランスを計算し,GJ 436 の恒星圏のサイズを計算した結果,25 AU となった.これは太陽圏のサイズと比べると著しく小さい.

また,透過光分光観測を惑星大気の蒸発モデルおよび恒星風モデルと組み合わせることで,惑星を持つ恒星の大規模な恒星風の構造へ制限を与える便利なツールとして使えることを示す.ここでの手法を将来の惑星系の発見に拡張することで,惑星の外気圏と低温の矮星の恒星風の双方の特徴付けが可能になると期待される.

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