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日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1708.06069
Rappaport et al. (2017)
Likely Transiting Exocomets Detected by Kepler
(ケプラーで検出されたトランジット系外彗星候補)

概要

ケプラーによるの連続光データから,主星をトランジットする系外衛星の初めての良い証拠について報告する.

問題になっているケプラー星は KIC 3542116 である.この恒星はスペクトル型 F2V で非常に明るい恒星であり,Kp = 10.
検出されたトランジットは明確に非対称な形状をしており,鋭い食への入り (ingress) と,ゆっくりとした食の終わり (egress) を示す.これは恒星面を通過する,ダストの尾を引いている天体によって引き起こされていると解釈できる.

およそ 1 日間継続する,深さが ~ 0.1%の 3 つの深いトランジットがあり,その他の 3 つは何倍か浅く短い継続時間を持つ.

ケプラーの測光データセット全体を,網羅的に視覚的に調べることによって,これらのトランジットが発見された.ここでは彗星のトランジットを示すケプラーデータを確認するために用いた手法について紹介し,またそのシグナル源として機器の影響である可能性を否定した.

シンプルなダスト尾モデルを用いてトランジットをフィッティングし,彗星の横方向の速度として ~ 35 - 50 km s-1 を得た.
また最大のトランジット深さを示す曲線に対し,尾の部分に存在するダストの最小質量を 1016 g と推定した.ダストの補充時間が ~ 10 日で,彗星の寿命が ~ 300 日の場合,これは合計の彗星質量が 3 × 1017 g 以上であることを意味合する,つまり,ハレー彗星程度の質量に相当する.
また,ケプラーの 4 年間の観測で検出された 6 回のトランジットを説明するための,彗星の個数と軌道配置について議論.

最後に,KIC 11084727 における単一の彗星形状のトランジットの発見についても報告する.この恒星でのトランジットと中心星の特性は,KIC 3542116 で検出されたものと非常に似ている.

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