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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。
arXiv:1709.01025
Wells et al. (2017)
Three small transiting planets around the M dwarf host star LP 358-499
(M 型矮星の主星 LP 358-499 まわりの 3 つの小さいトランジット惑星)
検出された惑星の軌道周期はそれぞれ 3, 4.9, 11 日であり,トランジット深さはそれぞれ 700, 1000, 2000 ppm であった.
中心星のスペクトル型は,多色測光観測から M1V と決定された.
トランジットのパラメータと恒星の特性を元にすると,最も内側の惑星 LP 358-499b は岩石主体の組成であろうと推定される.
有効温度:3644 K
スペクトル型:M1V
半径:0.49 太陽半径
質量:0.52 太陽質量
距離:80 pc
軌道長半径:0.0333 AU
半径:1.35 地球半径
質量:1.86 地球質量
平衡温度:616 K
日射量:地球の日射量の 34.4 倍
軌道長半径:0.0452 AU
半径:1.58 地球半径
質量:2.57 地球質量
平衡温度:529 K
日射量:地球の日射量の 18.6 倍
軌道長半径:0.078 AU
半径:2.21 地球半径
質量:5.12 地球質量
平衡温度:402 K
日射量:地球の日射量の 6.3 倍
なお,平衡温度の計算の際はアルベドを 0.3 と仮定している.
arXiv:1709.01025
Wells et al. (2017)
Three small transiting planets around the M dwarf host star LP 358-499
(M 型矮星の主星 LP 358-499 まわりの 3 つの小さいトランジット惑星)
概要
低質量星 LP 358-499 のまわりを公転する 3 つのトランジットする小さい惑星の検出を報告する.検出に用いたデータは,ケプラーの K2 ミッションの測光データである.検出された惑星の軌道周期はそれぞれ 3, 4.9, 11 日であり,トランジット深さはそれぞれ 700, 1000, 2000 ppm であった.
中心星のスペクトル型は,多色測光観測から M1V と決定された.
トランジットのパラメータと恒星の特性を元にすると,最も内側の惑星 LP 358-499b は岩石主体の組成であろうと推定される.
パラメータ
LP 358-499
別名:2MASS J04403562+2500361,NLTT 13719,EPIC 247887989有効温度:3644 K
スペクトル型:M1V
半径:0.49 太陽半径
質量:0.52 太陽質量
距離:80 pc
LP 358-499b
軌道周期:3.0715 日軌道長半径:0.0333 AU
半径:1.35 地球半径
質量:1.86 地球質量
平衡温度:616 K
日射量:地球の日射量の 34.4 倍
LP 358-499c
軌道周期:4.8679 日軌道長半径:0.0452 AU
半径:1.58 地球半径
質量:2.57 地球質量
平衡温度:529 K
日射量:地球の日射量の 18.6 倍
LP 358-499d
軌道周期:11.0244 日軌道長半径:0.078 AU
半径:2.21 地球半径
質量:5.12 地球質量
平衡温度:402 K
日射量:地球の日射量の 6.3 倍
なお,平衡温度の計算の際はアルベドを 0.3 と仮定している.
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LP 358-499 の "LP" は恒星カタログの名称であり,Luyten, Palomar から採られている.Luyten は観測を主導した天文学者の名前,Palomar はパロマー天文台である.