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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。
arXiv:1801.02821
Do et al. (2018)
Interstellar Interlopers: Number Density and Origins of 'Oumuamua-like Objects
(恒星間放浪者:オウムアムア状天体の数密度と起源)
アップデートした検出断面積を用いると,オウムアムア状の天体の恒星間空間における個数密度は,1 立方天文単位に 0.2 個と推測される.この値は質量密度にすると,1 立方パーセクあたり 4 地球質量となる.この値は,全ての構成が寄与していない限り到達できない値である.
惑星が形成されている最中に恒星系内側からの物質が外部に放出されたとしても,このような数密度を達成することはできない.
ただし,中心星が主系列の段階を終えた後にその恒星系のオールトの雲は周囲へ放出され,観測されているような個数密度を実現するのに十分な物質を供給する可能性があることに注意が必要である.
上記の説の問題点は,オールトの雲の天体は氷が主成分だが,オウムアムアは乾燥した天体であり,天体の地殻の形成メカニズムが必要であるという点である.
arXiv:1801.02821
Do et al. (2018)
Interstellar Interlopers: Number Density and Origins of 'Oumuamua-like Objects
(恒星間放浪者:オウムアムア状天体の数密度と起源)
概要
Pan-STARRS サーベイによる,1I/2017 U1 (オウムアムア) に類似した恒星間天体を検出する能力についての推算を行った.アップデートした検出断面積を用いると,オウムアムア状の天体の恒星間空間における個数密度は,1 立方天文単位に 0.2 個と推測される.この値は質量密度にすると,1 立方パーセクあたり 4 地球質量となる.この値は,全ての構成が寄与していない限り到達できない値である.
惑星が形成されている最中に恒星系内側からの物質が外部に放出されたとしても,このような数密度を達成することはできない.
ただし,中心星が主系列の段階を終えた後にその恒星系のオールトの雲は周囲へ放出され,観測されているような個数密度を実現するのに十分な物質を供給する可能性があることに注意が必要である.
上記の説の問題点は,オールトの雲の天体は氷が主成分だが,オウムアムアは乾燥した天体であり,天体の地殻の形成メカニズムが必要であるという点である.
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