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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1801.03384
Müller et al. (2018)
On the diversity in mass and orbital radius of giant planets formed via disk instability
(円盤不安定を介して形成される巨大惑星の質量と軌道半径の多様性について)

概要

中心星から 80 - 120 AU の距離で発生する円盤不安定によって形成される,原始惑星クランプの半解析的種族合成モデルを提案する.ここでは,様々なクランプの密度分布,初期質量関数,原始惑星系円盤モデル,恒星質量,円盤へのギャップ形成基準を考慮した.

より現実的なギャップ形成基準を適用した場合,惑星による円盤のギャップは稀にしか形成されないという結果となった,この結果は,原始惑星クランプの生存率とその物理特性 (質量・半径・動径距離) に大きな影響を与える.

形成された原始惑星クランプのうち最後まで生存するポピュレーションは,小さい軌道半径ではより軽いものが多くなることが示唆された.また,生き残るクランプのポピュレーションは,モデルの仮定と使用するパラメータに敏感であることも分かった.選択するパラメータによって,原始惑星は 0.01 - 16 木星質量の質量範囲を占め,軌道間隔としては,中心星の近くを公転するか,75 AU 程度の遠方を公転するかであった.また,重いものについては 10 - 30 AU の範囲にスイートスポットがある.

しかし,今回考慮したすべての場合において,非常に遠方での重い巨大惑星の形成は少なく,これは現在の直接撮像サーベイと定性的に一致する結果である.

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