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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1802.09563
Albrow et al. (2018)
OGLE-2016-BLG-1266: A Probable Brown-Dwarf/Planet Binary at the Deuterium Fusion Limit
(OGLE-2016-BLG-1266:重水素燃焼限界にある褐色矮星/惑星連星候補)

概要

重力マイクロレンズを用いた,非常に低質量の連星系の発見を報告する.このマイクロレンズイベントは,地上観測と,地球を追いかける軌道にあるスピッツァー宇宙望遠鏡からの観測両方によって検出された,

このイベントのマイクロレンズ視差を測定することが出来た.その結果を用いて,連星は 12.0 木星質量 と 15.7 木星質量の,重い木星型惑星と褐色矮星のペアであると判明した.

この連星は,銀河円盤中の 3.08 kpc の距離に位置している.主星と伴星の射影距離は 0.43 AU である.

また,マイクロレンズ光度曲線のフィッティングでの別の解についても議論する.
その解は,2.0 kpc の距離にある,8 木星質量 + 6 木星質量の連星モデルと,6.2 kpc の距離にある 90 木星質量 + 70 木星質量の連星モデルである.ただしこれらの解の尤度は上述の解よりもずっと低く,それぞれ 3σ と 5σ で不利であるが,完全には否定できない.

将来の直接撮像観測で,90 木星質量 + 70 木星質量の連星モデルである可能性がどのように検証可能か (あるいは否定できるか) についても議論を行った,もしこのモデルであった場合,次世代望遠鏡と装置によって直接検出することが可能である.

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