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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。
arXiv:1804.09695
Thirouin & Sheppard (2018)
The Plutino population: An Abundance of contact binaries
(プルーティーノの人口:接触連星の存在度)
観測した 12 個の天体のうち 3 つ 2014 JL80, 2014 JO80, 2014 JQ80 は,単独の細長い形状で説明できる大きな光度曲線振幅を示す.しかしその他の多くは,光度曲線の形状より,おそらくは接触連星系 (contact binary system) であると考えられる.
接触連星の可能性がある天体は,自転周期は 6.3 - 34.9 時間,光度曲線の極大から極大への変動の大きさは 0.6 - 0.8 mag であった.その他の 9 個の Plutinos の光度曲線振幅と,自転周期を制約できる部分的な光度曲線を提供.
過去のデータと合わせ,Plutino の ~ 40% が接触連星の可能性があると推定した.
興味深いことに,海王星と 3:2 軌道共鳴にいる接触連星候補天体は,全てが H > 6 mag と小さい絶対等級を持つことを発見した.今回のサンプルと過去の研究から,Plutino のうちサイズが小さいものは,最大で ~ 50% が接触連星の可能性がある.
arXiv:1804.09695
Thirouin & Sheppard (2018)
The Plutino population: An Abundance of contact binaries
(プルーティーノの人口:接触連星の存在度)
概要
4.3m Lowell’s Discovery Channel Telescope を用いて,12 個の Plutino 天体 (※注釈:冥王星と似た軌道を持ち,海王星と 3:2 軌道共鳴に入っている天体.定訳は無いが「冥王星族」など) を観測した.これらの天体の光度曲線データの初期結果を提供する.観測した 12 個の天体のうち 3 つ 2014 JL80, 2014 JO80, 2014 JQ80 は,単独の細長い形状で説明できる大きな光度曲線振幅を示す.しかしその他の多くは,光度曲線の形状より,おそらくは接触連星系 (contact binary system) であると考えられる.
接触連星の可能性がある天体は,自転周期は 6.3 - 34.9 時間,光度曲線の極大から極大への変動の大きさは 0.6 - 0.8 mag であった.その他の 9 個の Plutinos の光度曲線振幅と,自転周期を制約できる部分的な光度曲線を提供.
過去のデータと合わせ,Plutino の ~ 40% が接触連星の可能性があると推定した.
興味深いことに,海王星と 3:2 軌道共鳴にいる接触連星候補天体は,全てが H > 6 mag と小さい絶対等級を持つことを発見した.今回のサンプルと過去の研究から,Plutino のうちサイズが小さいものは,最大で ~ 50% が接触連星の可能性がある.
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