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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1509.00691
Gonzalez et al. (2015)
ALMA images of discs: are all gaps carved by planets?
(ALMAによる円盤の画像:全てのギャップは惑星によるものか?)

概要

ALMAによる観測から、HL Tauまわりの原始惑星系円盤中に多くのギャップとリング構造が発見されている。

ここではHL Tauの円盤を模した3次元の流体力学シミュレーションを行った。
円盤中に 5木星質量の惑星を置き、ダスト粒子の空間分布をダストの移動・成長・破壊を含めて計算した。
またその結果をALMAで観測した場合に得られるイメージを作成した。

その結果、ダストの破壊の閾値を衝突速度 15 m s-1とした場合、自己誘導的なダストのpile-upが起きることを示した。
これは、ダストの破壊を入れたシミュレーションとしては初めての結果である。

このダストのpile-upで出来る円盤内の構造は、惑星によって作られる検出しやすいギャップに加えて、惑星によるものと間違えやすい2番目のギャップを形成する。
従って、ギャップ構造の検出を解釈する際には慎重に考える必要がある。

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