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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1810.04601
Korth et al. (2018)
K2-140b and K2-180b – Characterization of a hot Jupiter and a mini-Neptune from the K2 mission
(K2-140b と K2-180bーK2 ミッションからのホットジュピターとミニネプチューンの特徴付け)

概要

2 つの K2 惑星の独立した発見と,との特徴付けについて報告する.

1 つ目は K2-180b で,ミニネプチューンサイズの惑星で軌道周期は 8.9 日である.等級が V = 12.6 で,金属量が少ない K2V 星を公転している.この惑星はケプラーの K2 ミッションの Campaign 5 で検出された.

2 つ目は K2-140b で,この惑星はホットジュピターであり,軌道周期は 6.6 日である.等級が V = 12.6 の G6V 星を公転している.こちらは Campaign 10 に発見された.

K2 の時系列測光観測データと,高分解能の撮像観測および高分散視線速度測定の観測から惑星由来のシグナルであることを確認した.

また K2-180b の初めての質量測定を行った.質量は 11.3 地球質量であり,惑星のサイズは 2.2 地球半径であることから平均密度は 5.6 g cm-3 と計算される.この密度から,岩石組成であることが示唆される.惑星半径から,この惑星は “planetary radius gap” 領域の上にいることが分かる.

K2-180b は最も高密度な部類のミニネプチューンサイズ惑星であるだけでなく,金属欠乏星をトランジットする数少ないミニネプチューンサイズ惑星でもある.

また K2-140b の惑星と軌道のパラメータに制約を与えた.現在得られているドップラー測定からは,軌道離心率はゼロと整合的であるという結果が得られ,これは過去の研究とは異なる.

K2-180 系と K2-140b 系について

K2-180b は最初に系外惑星候補として Pope et al. (2016) によって報告された.

最近になって,これが惑星であるということが Mayo et al. (2018) によって立証された.なお,その際は惑星の質量決定は行われなかった.

K2-140b は,Giles et al. (2018) で発見され惑星であると確定した,また Mayo et al. (2018) と同様に Livingston et al. (2018) でも統計的に存在が立証されている.

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