忍者ブログ
日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1905.09075
Lalitha et al. (2019)
The CARMENES search for exoplanets around M dwarfs Detection of a mini-Neptune around LSPM J2116+0234 and refinement of orbital parameters of a super-Earth around GJ 686 (BD+18 3421)
(M 矮星周りの系外惑星の CARMENES 探査 LSPM J2116+0234 まわりのミニネプチューンの検出と GJ 686 (BD+18 3421) まわりのスーパーアースの軌道要素の更新)

概要

M 型矮星は高水準の恒星活動を持つことが知られているが,視線速度法を用いた低質量の系外惑星の探査を行う理想的な対象でもある.

ここでは,LSPM J2116+0234 を公転する惑星質量の伴星の発見について報告する.この恒星のスペクトル型は M3.0V である.また,GJ 686 (BD+18 3421) の周りを公転する惑星の存在を確認した.こちらの恒星のスペクトル型は M1.0V である.

LSPM J2116+0234 の周りの惑星の発見は,CARMENES を用いた可視光線と近赤外線での視線速度観測で行われた.また,GJ 686 の周りの惑星は,CARMENES VIS,HARPS-N,HARPS,HIRES を用いた 20 年にわたる視線速度観測結果の解析から確認された.軌道周期はそれぞれ 14.44 日と 15.53 日である.

さらに,視線速度,測光観測の時系列データ,様々な分光指標から,LSPM J2116+0234 には 42 日周期,GJ 686 には 37 日周期の変動の兆候が検出された.これは恒星の自転周期に起因すると考えられる.

LSPM J2116+0234 周りの惑星はミニネプチューンで,最小質量は 11.8 地球質量,視線速度変動の半振幅は 6.19 m s-1 である.
GJ 686 周りの惑星はスーパーアースで,最小質量は 6.6 地球質量,視線速度変動の半振幅は 3.0 m s-1 である.
どちらの惑星も,15 地球質量未満かつ軌道周期 20 日未満の系外惑星のグループに属する.

パラメータ

LSPM J2116+0234 系

LSPM J2116+0234
距離:17.64 pc
スペクトル型:M3.0V
有効温度:3475 K
金属量:[Fe/H] = -0.05
光度:0.02 太陽光度
半径:0.431 太陽半径
質量:0.430 太陽質量
LSPM J2116+0234b
最小質量:13.3 地球質量
軌道周期:14.4399 日
軌道離心率:0.183
軌道長半径:0.0876 au

GJ 686 系

GJ 686
別名:BD+18 3421
距離:8.16 pc
スペクトル型:M1.0V
有効温度:3654 K
金属量:[Fe/H] = -0.22
光度:0.03 太陽光度
半径:0.427 太陽半径
質量:0.426 太陽質量
GJ 686b
最小質量:6.64 地球質量
軌道周期:15.5314 日
軌道長半径:0.0917 au

拍手[0回]

PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック