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日々の感想などどうでもよいことを書き連ねるためだけのブログ。
論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1909.13527
Lopez et al. (2019)
Exoplanet characterisation in the longest known resonant chain: the K2-138 system seen by HARPS
(知られている中で最も長い共鳴鎖にある系外惑星の特徴付け:HARPS で見た K2-138 系)

概要

複数惑星系での低質量トランジット系外惑星の検出は,惑星形成と進化のプロセスに新しい制約を与える.しかし,ケプラーと K2 で検出された小さい惑星のうち,それらの組成を制約するのに必須である詳細な質量測定が行われているものは僅かな割合にとどまる.

ここでは,比較的明るい恒星 K2-138 を公転する惑星の特徴付けを行った.この惑星系は,3:2 の共鳴に近い関係にある惑星が連なっている,知られている中で最も長い共鳴鎖 (resonant chain) を持つ系であり,力学的に特徴があると言える.

HARPS の 215 回の観測データを取得して視線速度解析を行った.また,ベイズ解析でケプラーの K2 ミッションでの測光観測と HARPS の視線速度観測データを合同に解析し,6 つ存在する惑星のパラメータに制約を与えた.

K2-138b, c, d, e の内側 4 惑星はそれぞれ 3.1, 6.3, 7.9, 13.0 地球質量で,これらの質量決定精度はそれぞれ 34%,20%,18%,15% である.また,惑星のバルク密度はそれぞれ 4.9, 2.8, 3.2, 1.8 g cm-3 であり,地球から海王星に近い値までを含んでいる.
など,K2-138f と g については,質量の上限値のみが得られた.

ここで導出した質量を元に,2-6 分のオーダーのトランジット時刻変化が起きうることを予測した.

この系は,CHaracterizing ExOPlanet Satellite (CHEOPS) による将来的な宇宙空間からのトランジット時刻変化を用いた測定の良い対象である.

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