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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1512.01747
Yamazaki et al. (2015)
Optical-infrared flares and radio afterglows from the tidal disruption of Jovian planets by their host star
(木星型惑星の中心星による潮汐破壊が起こす可視・赤外フレアと電波残光)

概要

木星型惑星が、潮汐破壊されるほど中心星に近い場合は、破壊された惑星のデブリの流れは恒星表面に落下してエネルギーを注入し、膨張する高温プラズマのバブルを形成する。このバブルからの放射についての研究を行った。

その結果、バブルの発生直後から発生する可視光・赤外線での放射と、それに引き続く電波での残光として観測されることが分かった。イベント発生直後に起きる可視・赤外領域での放射は、M31と大マゼラン雲における年に数回程度発生するイベントとして、広視野の可視・近赤外突発天体のサーベイで検出可能である。また、その後の電波の残光は 103-4年の間検出可能である。

研究背景

現実的な条件の元での非理想 MHDシミュレーションでは、重い原始惑星系円盤中では重力不安定によって木星質量の惑星を形成することが示されている (Inutsuka et al. 2010, Machida et al. 2011, Tsukamoto et al. 2015)。中心星に非常に近い場所まで移動してきたホットジュピターの多くは、中心星に飲み込まれるか (Sandquist et al. 1998)、潮汐破壊される (Gu et al. 2003)。ホットジュピターが検出されていない系では既にそれが起きた後である可能性もある (Rice et al. 2008, Inutsuka 2009, Ogihara et al. 2013, 2014)。

このような、中心星による惑星の飲み込みや破壊の際の放射についての研究を行った。

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