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論文関連の(ほぼ)個人用メモ。



arXiv:1802.07723
Socas-Navarro (2018)
Possible Photometric Signatures of Moderately Advanced Civilizations: The Clarke Exobelt
(やや進化した文明の有り得る測光的特徴:系外クラークベルト)

概要

ここでは,トランジットする系外惑星上に存在する中程度に進化した文明の存在を示すための,新しい指標について提案する.それは,静止衛星や地球同期衛星が公転しているであろう,惑星周辺の領域を測光観測によって探査するというものである.この領域を,地球での Clarke belt (クラークベルト) に倣って,以後 Clarke exobelt (系外クラークベルト) と呼称する.

系外文明のうち,クラークベルトの領域に高密度で人工的な装置や宇宙ゴミを持つが,それ以外では宇宙技術的には我々と似た段階の文明は (ここでは ”moderately advanced”,やや進化している,とする),中心星の光度曲線の中に人工物による顕著な痕跡を残す可能性がある.

そのような特徴への主要な寄与は,系外クラークベルトの縁の部分で,幾何学的投影によってベルトの不透明度が最大になる部分によって引き起こされる.

ここでは,いくつかの可能性のあるシナリオについて,数値シミュレーションを実行した.いくつかのケースでは,部分的な face-on での不透明度が 10-4 の系外クラークベルトは,現状の装置でも容易に観測可能であると予想される.また,系外クラークベルトと天然の天体の環のシミュレーションを用いて,光度曲線中で両者をどのように区別できるかを定量化した.

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